同じ過去のことを表すのに「~した」と「~している」の2通りあるのはなぜ?通常「~した」は過去を表し、「~している」は進行や結果残存を表すというように両者は異なったはたらきをします。

同样是表达过去的事情,为何有“~した”和“~している”两种呢?通常“~した”表示过去,“~している”表示进行以及残存的结果,它们两个有着不同的作用。

「~した」と「~している」には共通点はあるものの、両者に語感の違いが存在することも確かです。例えば単に歴史的出来事を表すときには「~している」は用いられません。

○紀元前206年に秦王朝が滅亡した。
×紀元前206年に秦王朝が滅亡している。

“~した”和“~している”虽然有共同点,但是两者当中具有语感上的差异这件事是确实存在的。例如单纯地表示历史事件的时候就不能用“~している”。

○紀元前206年に秦王朝が滅亡した。(公元前206年秦朝灭亡。)
×紀元前206年に秦王朝が滅亡している。

一方で、「このレストランには去年行っている」や「3年前に一度見ている」など、過去に起こった出来事が現在と何らかの関係を持っているときは「~している」を用いることができます。とくに過去の出来事が現在にも影響を及ぼしているような文脈では「~している」の使用が好まれる傾向があります。

○父は若い頃にたくさん遊んでいるので若い者の行動に理解がある。
△父は若い頃にたくさん遊んだので若い者の行動に理解がある。

另一方面,“このレストランには去年行っている。(我去年去了这家餐厅。)”和“3年前に一度見ている。(3年前见过一次。)”等,当过去发生的事情与现在有着任何关系的时候就可以使用“~している”。特别是在过去的事情对现在产生了影响波及的上下文关系当中更倾向于使用“~している”。

○父は若い頃にたくさん遊んでいるので若い者の行動に理解がある。(父亲年轻时很贪玩,所以理解年轻人的行为。)
△父は若い頃にたくさん遊んだので若い者の行動に理解がある。(父亲年轻时很贪玩,所以理解年轻人的行为。前者更好。)

過去の出来事が現在も有効であるような事態の典型として「経験」が挙げられます。「彼は幾多の現場を経験している」など個人の経験を表す時は「~している」が多く用いられます。

作为过去的事情对现在也有效的典型,我们可以举出“经验”这个例子。“彼は幾多の現場を経験している(他经历了很多现场。)”等表达个人经验的时候多用“~している”。

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