北京冬季五輪に出場しているフィギュアスケート女子のカミラ・ワリエワ(Kamila Valieva、ロシア五輪委員会<ROC>)について、米紙ニューヨーク・タイムズ(New York Times)が15日、今回のドーピング騒動につながった検体から心臓の治療に使う3種類の薬物が検出されていたと報じた。

15日,美媒《纽约时报》报道称,参加北京冬季奥运会花样滑冰女子运动员瓦利耶娃(kamila valieva,俄罗斯奥运会委员会 <ROC>),在其送去药检的涉及兴奋剂风波的标本中,检测出了3种用于治疗心脏病的药物。
 

ワリエワは昨年12月の検査で禁止薬物のトリメタジジン(Trimetazidine)が検出されたことを五輪開幕後に知らされた。トリメタジジンは狭心症の治療に用いられる一方、持久力を高める効果のある薬物だが、スポーツ仲裁裁判所(CAS)は14日にワリエワの五輪出場継続を容認。ただし、ドーピング疑惑が解消されたわけではなく、後日処分が下る可能性がある。

瓦利耶娃在去年12月接受检查时被查出服用了违禁药物曲美他嗪(Trimetazidine),这一消息在奥运会开幕后才被告知。曲美他嗪是一种可以治疗心绞痛、提高耐力的药物。体育仲裁法庭(CAS)14日裁定允许瓦利耶娃继续参加奥运会。但是,这并不意味着兴奋剂的嫌疑已经消除,日后仍有可能受到处罚。

ニューヨーク・タイムズは、ワリエワの検体にはトリメタジジンの他にも、世界反ドーピング機関(WADA)が禁止薬物に指定していない心臓の治療薬ハイポクセン(Hypoxen)とL-カルニチン(L-Carnitine)が含まれていたと報じた。

《纽约时报》报道指出,瓦利耶娃的药检标本中除曲美他嗪外,还含有世界反兴奋剂机构(WADA)未指定为禁药的心脏治疗药Hypoxen和左旋肉碱(L-Carnitine)。

これらの薬物が検出されたことは、13日のCASの聴聞会で提出された資料に示されていたという。CASはこの聴聞会をへて、出場許可という物議を醸す判断を下した。

据悉,13日在CAS听证会上提交的资料显示,标本中检测出了这些药物。CAS通过此次听证会,决定允许瓦利耶娃出场参赛,这一裁定也引发巨大争议。

国際オリンピック委員会(IOC)幹部のデニス・オズワルド(Denis Oswald)氏によれば、ワリエワは聴聞会で、祖父の薬が誤って体内に入ったことが陽性反応の原因だと主張したという。ロシアメディアは、心臓の治療でトリメタジジンを服用する祖父とワリエワが同じグラスを使ったようだと伝えている。

据国际奥委会(IOC)纪律委员会常任主席丹尼斯·奥斯瓦尔德(Denis Oswald)称,瓦利耶娃在听证会上表示,之所以药检呈阳性,是因为她不小心误服了祖父的心脏病药。据俄罗斯媒体报道称,瓦列耶娃和祖父用过同一杯子,而其祖父为治疗心脏病一直在服用曲美他嗪。

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