万葉恋歌 「-枫の章-」(小野大辅)03 绕远的归途(上)
こいつを乗せて自電車で帰る時は、必ずこの土手にやって来る。この場所は俺たちが小さい頃よく遊んだ場所だ。 「今日も部活大変だったな。あっ、おい、寝てるのか?おーい、あっ、起きてたか。静だから寝てるのかと思った。全く、お前が遠回りして帰ろうって言ったからこうやって自転車漕いでやってるのにさ。」 犬の散歩をしている人、笑いあう親子、仲の良さそうなカップル、それぞれが幸せな時間を過ごしている。俺たちもその中にいる。 「おい、着いたぞ。ここでいいんだろ?そんな急がせるなよ、自転車停めたら直ぐに行くって。」 「はい、おまたせ。何、隣に座れって?はいはい、言われなくても座るよ。こっちは自転車漕いで疲れてるし。」 最近の部活、クラスの友だち、家族、どんな小さいなことでもキラキラと目を輝かせて話すお前を、俺はぼんやりと見つめていた。 「何?ちゃんと聞いてるよ。お前の話を真面目に聞いてたから、黙ってたんだって。」 「嘘じゃねぇよ、本当だって。そんなに話してよく話題なくならないなぁ~って思ってたんだよ。お前が話してる顔が面白いし、不思議と見飽きなんだよ。ほら、その顔、昔と全然変わらない。」えっ、次は俺の番。うん、俺がお前に話せるのって、昔のことぐらいしか思い出せない。えっ、例えば何って?う~ん、そうだな。
骑自行车载她回家的时候,要去那个河堤。那里是我们从小就经常去嬉戏玩耍的秘密基地。 “啊,今天的社团活动也很累呢。嗯,喂,睡着了?喂喂,原来醒着啊。那么安静,还以为你睡着了。真是的。都是你说要绕远回家才特地骑车跑来这里的。” 遛狗散步的人们,开怀大笑的亲子,感情甜美的情侣,都沉浸在各自的幸福当中。我们也身在其中。 “喂,到了哟。停这里可以吧?着什么急嘛,都说停好自行车马上就过去的啦。 “哎,久等啦。什么?到你旁边坐?嗯嗯,你不说我也会坐。骑到这里累死了的说。” 最近的社团活动,班上的朋友,家人,无论是多小的事你也说得两眼放光津津有味。看着这样的你,我痴迷了。 “什么?我有好好在听啊。很认真的听你说话,才什么也不说的嘛。没骗你啦,真的。只是想着,你真能说啊,什么都能成为话题。你说话的样子很有趣,让我欲罢不能啊。看看,你这样子,跟以前一样完全没有变呢。 “诶?接下来该我说了。嗯,非要我跟你说,就只说说很久以前的往事了。诶?譬如说,什么呢?嗯~比如说,