日本語には、 漢字一字にも複数の読み方があり、モノを数えるときにも様々な数え方があり、似たような様子を表すにも微妙に異なった言い方があり、雨一つとっても色々な雨があります。外国人だけでなく日本人でさえ、このように複雑で繊細な日本語をマスターし使いこなすことは至難のわざだと思います。しか し、日本人として生まれ日本で暮らす以上、できれば繊細で奥深い日本語を使ってみたいものです。そこで、少しだけ日本語の奥の深さを見てみましょう。

日语当中,一个汉字就有多种读法,数数时也有各种数法,表述类似情况也有带微妙差异的不同说法,光是雨的说法就有好多种。别说外国人,就连日本人想要掌握如此复杂而细腻的日语并运用自如也是难上加难。不过,既然生而为日本人且生活在日本,当然是想尽量运用细腻而深奥的日语。那么,我们就来略窥日语的深奥之处吧。

◆漢字の読み例えば、「和」の読み

◆汉字读法,例如“和”的读法

平和(へいわ)
和らぐ(やわらぐ)
和やか(なごやか)
和尚(おしょう)
日和(ひより)・・・熟字訓(汉语词训读)
大和(やまと)・・・熟字訓(汉语词训读)
和泉(いずみ)・・・地名
和義(かずよし)・・・人名など

◆助数詞(モノを数えるときに使われることば)

◆量词(数数时使用的词)

丁(ちょう)・・・豆腐など
枚(まい)・・・盛りそば、ざるそばなど
膳(ぜん)・・・箸(はし)など
脚(きゃく)・・・椅子(いす)など
棹(さお)・・・箪笥(たんす)など
基(き)・・・墓、古墳、ピラミッドなど
面(めん)・・・鏡、運動場、プールなど
張(はり)・・・テント、蚊帳(かや)など
局(きょく)・・・将棋・囲碁の試合など

丁(ちょう)・・・数豆腐等
枚(まい)・・・数荞麦面等
膳(ぜん)・・・数筷子等
脚(きゃく)・・・数椅子等
棹(さお)・・・数衣柜等
基(き)・・・数坟墓、古墓、金字塔等
面(めん)・・・数镜子、运动场、游泳池等
張(はり)・・・数帐篷、蚊帐等
局(きょく)・・・数象棋、围棋比赛等

◆擬態語(ものごとの様子を表すことば)

◆拟态词(表示事物状态的词语)

ヌルヌル・・・ウナギなど
ネバネバ・・・納豆、オクラなど
ネトネト・・・糊(のり)、油汚れなど
ねっとり・・・こしあんなど
ネチネチ・・・しつこい言い方など

ヌルヌル(粘粘的)…形容鳗鱼等
ネバネバ(黏黏糊糊)…形容纳豆、秋葵等
ネトネト(黏黏糊糊)…形容浆糊、油污等
ねっとり(胶粘)…形容豆沙馅儿等
ネチネチ(絮絮叨叨)…形容纠缠不休的说法等

◆雨の種類

◆雨的种类

霧雨(きりさめ)・小糠雨(こぬかあめ)・・・細かな雨
篠突く雨(しのつくあめ)・・・激しく降る雨
俄雨(にわかあめ)・・・降ってきてすぐやむ雨
五月雨(さみだれ)・・・旧暦の5月頃に降る雨、梅雨のこと
夕立(ゆうだち)・・・夏の夕方に急に激しく降る雨
氷雨(ひさめ)・・・雹(ひょう)、霰(あられ)、霙(みぞれ)、きわめて冷たい雨
時雨(しぐれ)・・・秋の終わりから冬の初め頃に降ったりやんだりする雨など

霧雨(きりさめ)・小糠雨(こぬかあめ)・・・蒙蒙细雨
篠突く雨(しのつくあめ)・・・强降雨
俄雨(にわかあめ)骤雨・・・突然下起来不久就停的雨
五月雨(さみだれ)梅雨・・・旧历5月时下的雨,即梅雨
夕立(ゆうだち)阵雨・・・夏天傍晚突然下的强降雨
氷雨(ひさめ)冷雨・・・夹杂着冰雹、米雪、小雪等极端寒冷的雨
時雨(しぐれ)阵雨・・・秋末冬初时分忽降忽止的雨

難関校や全国模試の過去問を見てみると、盛りそばの数え方や雨の種類など幅広く一般常識を問うようなものもときどき出題されています。日本語の奥深さ、知っておいても損はないと思います。

看看历来难考的学校以及全国模拟考试题,常常就有这种普通常识类的问题,比如荞面的数法以及雨的种类等,涉及面广泛。所以多了解日语的深奥之处也没有坏处。

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