中国新聞社電などによると、パリで先週行われた競売で仏デザイナー、イブ・サンローラン氏の遺品のウサギとネズミの銅像を競り落とした中国人落札者は2日、落札金額を支払うことはできないと表明した。今後の進展は不明だが、競売を事実上阻止したことになるという。

电据中国报社等地报道,2日,在上周于巴黎举办的拍卖会上,拍得法国设计师依夫•圣罗兰遗物——鼠兔铜像——的中国中标者表示不能付款。不知此事今后将如何发展,但据说拍卖实际上已被终止。

この落札者は福建省アモイ市のコレクター、蔡銘超氏。海外に流出した文化財保護に取り組む中国の組織が同日、北京市内で開いた記者会見で公表、同氏も出席した。

该中标者为福建省厦门市收藏家蔡銘超。2日,致力于保护文化财产流向海外的某中国组织在北京召开的记者招待会上通报了此事。蔡銘超也有出席。

銅像は清朝時代に北京の庭園「円明園」から略奪されたとして中国が返還を求めていたが、競売の差し止め請求訴訟も仏地裁が棄却。この組織は、「緊急手段」として競売に参加し、銅像が他国に流れるのを阻止したと説明している。

中国方面曾以该铜像是清代掠自北京园林“圆明园”为由要求返还、并提请法院终止竞拍,但均被法国地方法院驳回。该组织声称,参加竞拍正是他们为了阻止铜像流失国外所采取的“应急措施”。

关注兽首拍卖事件: