7月にスタートしたフジテレビの月9ドラマが、1987年4月に始まって以来「初」の初回視聴率一桁をマークしたことが報じられ、波紋を広げている。

7月开播的富士月九剧,被爆出自1987年4月开播以来“初回收视率”个位数的消息,一石激起千层浪。

通称「月9」は、フジテレビで月曜9時に放送していたドラマが、1990年代に高視聴率を連発したことから生まれた言葉。この枠で放送されるドラマは、いわば同局のそのクールの“顔”ともいえる。ところが7月20日に放送がスタートした『恋仲』第1話の平均視聴率は9.8%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)。月9史上最低を記録してしまった。

俗称的“月9”,是富士电视台在每周一9点播放的电视剧,在上个世纪90年代连续创造出高收视率而获此名。在这个时间段播放的电视剧,可谓是富士台的“脸面”。然而在7月20日播放的《恋仲》第一集,平均收视率只有9.8%(VideoResearch调查关东地区),成了月九最低的历史记录。

同ドラマは、俳優・福士蒼汰(22歳)主演で、女優・本田翼(23歳)がヒロインを務める王道ラブストーリー。福士演じる三浦葵が、本田演じる高校の同級生で初恋の相手でもある芹沢あかりと7年ぶりに運命の再会を果たした。しかし、あかりはその時、自分の親友の彼女。友情や葛藤など、さまざまな障害を乗り越えて、“本当の恋”をつかんでいく姿を描くという内容だ。第1話では、葵とあかり、そして親友の蒼井翔太(野村周平)らとのみずみずしい高校生活も描かれていた。

此剧由福士苍汰(22岁)主演,女主角由本田翼(23岁)担当,是一部王道爱情故事片。福士所饰演的三浦葵,与本田所饰演的高中同学即初恋对象芹泽明,再别七年后出现了命运的相会。但那时,明已经是自己好朋友的女朋友。他们如何闯过友情纠葛,跨越各种各样的困难,抓住“真正的恋爱”,是本剧的重要主题。第一集中,描写了葵、明和他的好朋友苍井翔太(野村周平饰演)青春无限的高中生活。

初回視聴率のニュースが報じられると、ツイッター上には、
初回收视率的消息一经放出,推特上议论纷纷:

「当たり前だろ?若者かつ肉食が総人口の10%に満たないのだから。団塊ジュニアが恋愛世代だった20年前と同じビジネスモデルは通用しない」
“这不是理所当然的嘛,现在肉食年轻人不满总人口的10%。而且现在正处在恋爱时期的少年群体,根本没法适用于20年前的模式。”

「初心に戻って恋愛ものをやっているらしいけど、他の枠が軒並み撤退していることを考えると、もはや恋愛ドラマの時代ではないのかと思ってしまう。時代感覚の古さが出てしまっているのかもしれない」
“虽说回归初心,恋爱至上,但考虑一下其他领域都在撤退中,早已不再是恋爱剧的时代了。可能太过古旧了。”

「月9って何かいつまでたっても90年代くらいのノリで止まっている感じがするんよな。まあフジそのものがそんな感じなんだけど」
“月9总是让人觉得还停留在90年代,嘛,富士台就是这样的吧。”

と、ドラマの内容が「月9」という言葉が誕生した“90年代”と、今の時代感覚と合わないのではないかという指摘が多数投稿されている。

电视剧的内容像在诞生“月9”一词的90年代,是否与当下的时代不符,大多是这样的评论。

ちなみに、ドラマを見た人からは、

顺便说一下,看了电视剧的人是这样说的,

「月9が久しぶりに月9って感じやった来週気になりすぎる」
“月9终于又有了月9的感觉,很在意下周剧情会如何发展”

「『恋仲』さすが月9って感じだったわ 出演者豪華だし、恋愛ものだし 1話目からたくさん泣かされまひた 次も楽しみ」(原文ママ)
“《恋仲》不愧是月9剧,演出阵容豪华,又是恋爱主题,从第一集开始就让我很感动,很期待之后的发展”(原文)

と「王道」を歓迎する感想があがる一方で、

除了喜欢“王道”爱情故事的感想,还有如下评论,

「女子校のみんなに優しい月9作ろうよ いろんな意味で涙しか出てこない」
“女校里大家都很温柔,月9拍得不错,感动得只能流泪了”

「てかさっき恋仲見たけど 現実との差wwwww」
“话说刚看了恋仲,与现实的差距好大wwwww”

「恋仲みてもため息しかでないこんな高校生活送ってないイケメンいない」
“看了恋仲只能叹个气,那样的高中生活只归帅哥所有”

「最近周りがどんどんリア充になるから 恋仲とか恋愛系のもの見ててとか見ててイライラする。 非リアには関係ないこと多すぎて ため息」
“最近周围的人渐渐都成了现充,看了恋仲这样的恋爱类片子,真是气不打一出来。太多现实向的东西了,一声叹息”

など、自分の置かれた状況を振り返り、ドラマとの違いにため息をつく…といった声も少なくない。90年代のドラマの登場人物は、美男美女ぞろいで時代の最先端の職業で働くなど“みんなの憧れ”であった。だが今の時代、ドラマで妄想や夢を抱くというより、現実の“自分”と比較しながら見る視聴者が増えているのかもしれない。

像这样把自己的现况代入,对与电视剧中的不同叹息的声音也不在少数。在90年代的电视剧中登场的人物,聚集了美男美女,并工作于时代最先进的职业,成为“大家憧憬”的对象。而如今,观众们比起在电视剧中怀抱妄想与美梦,更多的是与现实中的“自己”相对比吧。

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