

1896年8月27日 (戸籍上は1896年8月1日)生まれ、1933年9月21日没。日本の詩人、童話作家、農業指導家。戸籍上は宮澤賢治と表記。
賢治は盛岡高等農林学校卒業後、花巻農学校の教師として農村子弟の教育にあたり、多くの詩や童話の創作を続け、30歳の時に農学校を退職、独居生活に入る。ここで羅須地人協会を開き、農民講座を開設し、青年たちに農業を指導した。自らの裕福な出自と郷土の農民の悲惨な境遇との対比が生んだ贖罪感や自己犠牲精神、良き理解者としてのトシの死が与えた喪失感は作品に特有の陰影を加えた。
賢治の芸術の根底には、幼い頃から親しんだ仏教、特に後に帰依した国柱会での法華経による献身的精神があるとされる。また特異で旺盛な自然との交感力は作品に極めて個性的な魅力を与えた。賢治作品の持つ圧倒的魅力はこの天性を抜きには説明できない。
生前に刊行された唯一の詩集として『春と修羅』、同じく童話集として『注文の多い料理店』がある。しかし、これら以外にも、遺稿として発見された完成度の高い作品が、死後多数発表されている。それらには、童話『銀河鉄道の夜』、『風の又三郎』、『グスコーブドリの伝記』などがある。

宮沢賢治記念館
宮沢賢治記念館は、詩や童話、教育、農業、科学と多彩な活動を繰り広げた賢治の世界に親しんでもらうための施設で、昭和57年9月21日(9月21日は賢治の命日)に開館しました。以来賢治を愛好するたくさんの方が記念館を訪れ、その数は年間20万人を越えます。宮沢賢治記念館では賢治の愛用品、原稿など賢治ゆかりのものの展示のほか、ビデオやスライド、図書資料などで賢治宇宙にアプローチすることができます。イーハトーブの世界をぜひ一度、あなた自身で感じ取ってみてはいかがでしょうか。
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