「生チョコ」といえば、チョコレートの中でも口に入れるとやわらかく、くちどけの良いものだ。一般的な板チョコと異なり、チョコレートの濃厚でなめらかな食感がより楽しめる。今では広く一般的に食べられているものの、実は、その生チョコは、神奈川県平塚に本店を構える洋菓子店が発祥といわれる。

一说到生巧,大家最容易想到的就是轻柔丝滑的、入口即化的优质巧克力。和普通的板状巧克力不同,生巧更能体验巧克力入口即化的浓厚感。虽然现在哪里都可以品尝到生巧,但是实际上生巧的发祥地却是位于神奈川县平塚的老字号洋果子店。

今回は、その「生チョコ」が生まれた経緯を発祥の洋菓子店に聞いてみた。

这一次我们采访了一下生巧发祥地的洋果子店,来看看“生巧”是如何诞生的。

生チョコの定義

生巧的定义

「生チョコレート」には、明確な定義がある。日本チョコレート・ココア協会によれば、生チョコレートの定義は「チョコレート生地に生クリームや洋酒などの含水可食物を練り込んだチョコレート」であるという。「チョコレート公正競争規約」(全国チョコレート業公正取引協議会制定・公正取引委員会認定)に規定されている、日本独自の規格である。

“生巧”有属于它的明确定义。据日本巧克力·可可协会表明,生巧的定义是:生巧是一种在巧克力的基础上炼入生奶油或是洋酒等含水可食用物的巧克力。这是根据《巧克力公平竞争规约》规定的(全国巧克力产业公平贸易协会制定·公平贸易委员会认定)、具有日本特有的产业标准。

欧米には、生チョコに似たものに「ガナッシュ」や「トリュフ」がある。ガナッシュは、単に溶かしたチョコレートと生クリームと混ぜた加工途中のものを指し、トリュフは中心部にガナッシュを入れてチョコレートでコーティングしたチョコレート菓子の一つ。

在欧美国家,和生巧相似的巧克力有“奶油巧克力”或是“松露巧克力”。奶油巧克力指的是单单将融化的巧克力和生奶油在加工中途混合在一起,松露巧克力是巧克力甜品的一种,它的馅是奶油巧克力,外皮包裹着一层巧克力。

その点、生チョコは一つのチョコレート菓子でありながら、トリュフとは異なり、チョコそのものがガナッシュのやわらかな食感をそのまま味わえるように加工されたものだ。

在这一点上,生巧既有着巧克力甜品的特征而又与奶油巧克力有所不同,它将生巧的巧克力部分进行加工,使它的口感变得能像松露一样丝滑柔顺。

生チョコの発祥は神奈川県の「シルスマリア」という洋菓子店だった!

生巧的发祥地是神奈川县名为“SILSMARIA”的洋果子店!

その日本ならではの画期的なチョコレート「生チョコ」が誕生したのは、神奈川県の洋菓子店「シルスマリア」だったという。「1988年、寒い夜のこと、シルスマリアの厨房で、どこにも無い、全く新しいタイプのチョコレートが完成した」というのだ。

据说只有在日本才能被称为划时代的巧克力“生巧”,是由神奈川县的洋果子店“SILSMARIA”创造出世的。听闻故事是这样的:“1988年,在寒冷的夜晚里,在シルスマリア的厨房中,独一无二的全新巧克力品种制造完成了。”

その誕生の経緯を、シルスマリアの製菓長に聞いてみた。

我们向SILSMARIA的甜点师了解到了生巧诞生的过程。

「当店は、1982年にスイス菓子の洋菓子店として、神奈川県平塚市で創業し、生菓子や焼き菓子を中心に販売しています。創業当時は、パイ生地の上にクリームを乗せ、その上に割ったパイ生地を重ねた『生パイ(現在:ベルク)』が人気商品でした。生チョコを開発したのは1988年のことです」

“我们这家老字号,是1982年在神奈川县平塚市建立的瑞士风味洋果子店,主要贩卖生果子(西式糕点,有馅)和烧果子(日式煎饼类)。”刚开业时,人气商品是在馅饼上淋上奶油,然后将切片的馅饼叠在上面的「生奶油馅饼(现称:ベルク)」。1988年我们开发出了生巧。”

「『生チョコレート』の名前の由来は、大好評だったその『生パイ』からきています。生パイには、生クリームを使っていますが、チョコレートにも生クリームをふんだんに使い、その口どけの良さ、なめらかさが『生パイ』と類似することから、当時のショコラティエが『生チョコ』と命名したのです。その後、徐々にラインナップを増やしてきました」

“「生巧克力」的名字是从大获好评的「生奶油馅饼」中沿用而来。「生奶油馅饼」会用到生奶油,而制作巧克力一般也会用到生奶油,而它的入口即化的美妙口感像极了生奶油馅饼,所以当时的巧克力点心师就将它命名为「生巧」。之后生巧的种类开始慢慢增多。”

酒入りまで! 進化し続ける生チョコ

甚至在生巧中放入酒精! 持续进化的生巧

また、日本酒や日本の焼酎、宇治の抹茶などのこだわりの素材と生チョコレートのコラボレーションによる『NAMA CHOCO×JAPAN』シリーズも、2016年12月頭にリリースしたばかり。シルスマリアの生チョコは現在進行形で進化し続けている。

而2016年12月初也刚好发布了使用日本酒、日本烧酒和宇治抹茶等各种独特的素材和生巧克力进行搭配合作的“NAMA CHOCO×JAPAN”系列,SILSMARIA的生巧仍以现在进行时的状态持续进化着。

生チョコ発祥の地は、意外にも外国ではなく、神奈川県であったことは驚きである。その繊細な味わいは、日本人のこまやかなセンスを感じさせる。今後、生チョコを食す際には、ぜひ誇りを持って味わってみよう。

令人意外的是,生巧的发祥地竟然不是外国而是神奈川县。只有细致入微的日本人才能感受到那种细致的口感。以后品尝生巧时,请一定要带着自豪感来细细品味。

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