春からの社会人デビューを控えている皆さん、おめでとうございます。一人前の社会人として認めてもらうためにも、プライベートはさておき、仕事ではちゃんとした敬語を使いこなしたいものですよね。とはいえ、社会人1年目から完璧に使えている人は少ないのが実情。ならば、難しい言い回しは徐々に覚えていくとして、まずは「初級編」といえる簡単なルールから覚えていきましょう。

春天开始即将要成为社会人的大家,恭喜你们了。为了能作为一个独当一面的社会人被认可,私下的事情暂且不管,在工作时很想要正确地把敬语运用自如吧。尽管这么说,但实情是从成为社会人的第一年开始就能完美地使用敬语的人很少。所以,慢慢记忆那些难的措词,先从可以说是初级篇的简单规则来记忆吧。

「身内(もしくは自分)を敬う表現」に気をつけよう

不要把敬语错用在己方(自己)身上

外の人に対して話をする時、「○○部長はお食事に出られています」や「上の者に申し上げておきます」といったように、誤って身内を立ててしまうことがあります。身内である上司に尊敬表現を使ったり、相手とは関係のない上司の行為に「お」や「ご」を付けるのはNG。正しくは、前者は「○○は食事に出ております」、後者は「上の者に申し伝えておきます」となります。

在对己方以外的人说话的时候,像“○○部長はお食事に出られています”(○○部长去吃饭了)、“上の者に申し上げておきます”(我会向上级传达的)等,错把尊敬语用在己方的人身上了。对己方的上司使用尊敬表达,在非接待对象的上司的行为前加“お”或“ご”是不对的。正确的说法,前者应该是“○○は食事に出ております”,后者应该是“上の者に申し伝えておきます”。

「二重敬語」に気をつけよう

不要使用“双重敬语”

「○○さまがおっしゃられるとおりです」や「ご覧になられましたか?」などは、もっとも典型的な二重敬語のパターン。「言う」の尊敬語である「おっしゃる」や「見る」の尊敬語である「ご覧になる」に、尊敬表現になる「られる」をつけてしまっているのです。正しくは、前者は「○○さまがおっしゃるとおりです」、後者は「ご覧になりましたか?」となります。

像“OOさまがおっしゃられるとおりです”(正如○○先生所说)、“ご覧になられましたか?”(你要看一下吗)等,是典型的双重敬语。在“言う”的尊敬语“おっしゃる”和“見る”的尊敬语“ご覧になる”后错加了表示尊敬表达的“られる”。正确的用语,前者应该是“○○さまがおっしゃるとおりです”,后者应该是“ご覧になりましたか?”。

【地道商务日语会话】敬语(二重敬语)

「バイト敬語」に気をつけよう

不要使用“打工敬语”

「お食事のほう、お持ちしました」や「よろしかったでしょうか?」、「3000円になります」など、一見、丁寧な印象を与えるけれど日本語の使い方としては間違っている、いわゆるバイト敬語。上記をはじめとして、よく使われるパターンがいくつかあるので、まずはそれらを覚えるようにしましょう。どんな表現が間違っているかが認識できたら、単純に暗記するのではなく「日本語として、どこがおかしいのか?」まで調べて、しっかりとした知識として定着させることをオススメします。ちなみに、正しくは「お食事をお持ち致しました」「よろしいでしょうか?」「3000円でございます」となります。

“お食事のほう、お持ちしました”(您点的饭菜给您端过来了)、“よろしかったでしょうか?”(这样可以吗)“3000円になります”(总共是3000円),像这样的句子乍一看貌似给人礼貌的感觉,但是从日语的使用上来说是错误的。以上面的几个句子为首,有一些打工时经常使用的句子,首先先把它们记下来。待认识到哪里出错了之后,不要单纯地记忆,而要查出“作为日语到底哪里不对呢”,然后把正确的知识牢固掌握。上面的几句正确的说法应该是“お食事をお持ち致しました”、“よろしいでしょうか?”、“3000円でございます”。

你能正确使用打工中的敬语么?

「ら抜き」や「〇〇的な」などの「若者言葉」に気をつけよう

不要使用“ら抜き”用语或“〇〇的な”等“年轻人用语”

近年、氾濫の一途をたどる、「見れる」「食べれる」などのら抜き言葉や「超○○」「○○的な」などの若者言葉。プライベートで使ってしまうことを考えると、現代の若者にとってはもっとも避けるのが難しい表現なのかもしれませんが、特に40・50代の人には「表現力の乏しさを感じる」「教養を疑ってしまう」など、一様にネガティブに受け取られてしまうようです。わざわざ書くまでもないかもしれませんが、「見れる」は「見られる」、「自分的には」は「私と致しましては」といったように、正しい日本語を使ったほうが、社会人として立派な印象を与えられるのは間違いありません。普段から意識をしつつ、プライベートと使い分けるよう努めましょう。

近年,“年轻人用语”如“見れる”“食べれる”等“ら抜き言葉”,或“超○○”“○○的な”等非常泛滥。作为私下经常使用的语言,这些对现代的年轻人来说很难避免,但是在40、50多岁的人听来会感到“缺乏表现力”、“怀疑这个人的教养”,会对人产生否定的评价。虽然没必要特意写出来,把“見れる”说成“見られる”,把“自分的には”说成“私と致しましては”,像这样使用正确的日语,作为社会人一定会给人留下很好的印象。从平时就养成这样的意识,和私下的语言分开使用吧。

「ら抜き言葉」现象出现的原因

前述のとおり、あくまでこれらは「初級編」です。「若いから、まあしょうがないか」で許してもらえているうちに(許されない会社、状況もあります!)正しい敬語を覚えて、同期のみんなに差をつけましょう。

如前所述,这些到底只是些“初级篇”的东西。趁着还可以让人说“他还年轻,犯这样的错误也是没办法的事情”而被原谅的时候(有的公司是不会原谅的哦!),记住正确的敬语,和同期的其他人拉开差距吧。

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