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伊吹有喜の小説『雲を紡ぐ』—第163回直木三十五賞候補作!壊れかけた家族の再生と、岩手県の名産であるホームスパンを題材にしたとても美しくて、温かい家族の物語。

伊吹有喜作品《云纺》—第163届直木三十五赏候选作!以家庭关系的修复和岩手县特产“手工纺织”为题材,讲述一个美丽又温暖的家庭物语。

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日文书名:雲を紡ぐ

中文书名:暂无官方译名,直译为云纺

作者:伊吹有喜

类型:家庭

本书简介:

私立女子校に入った美緒は、高校2年の途中から不登校になり、自室に閉じこもっている。父方の祖父母がつくってくれた赤いショールを頭からすっぽりとかぶっているときだけは、体のこわばりがゆっくりと解けてゆく。

主人公美绪就读于一所私立女子学校,高中二年级开始休学,每日把自己关在卧室里。只有从头到脚披上祖父祖母亲手制作的红色披巾时,心情才能得到片刻的舒缓。

盛岡市にある染織工房で、父方の祖父が営む。この布は「ホームスパン」と呼ばれ、手作業で羊毛から糸を紡ぎ、織り上げる。美緒は幼いころからこのショールが大好きだった。

美绪的祖父在盛冈市经营着一家染织工厂。这种布被称作“手工纺织”,纯手工的羊毛纺织布。美绪自幼就很喜欢这件披巾。

だが、都内の私立中学で英語の教師をしている母親は、このショールに頼っている美緒に「いつまで赤ちゃん返りしてるの? そろそろ卒業しようよ」と言って隠してしまう。恐慌に陥った美緒は家を出て、盛岡の祖父のもとへ向かう。

身为东京某私立中学英语老师的母亲对于美绪过度依赖披巾的行为很是不解“什么时候才能长大?差不多得了吧”,并把披巾没收。情绪陷入恐慌的美绪决定离家出走,投奔盛冈市的祖父。

父と祖父は折り合いが悪く、美緒は物心がついてからずっと、祖父に会っていなかった。だが祖父は、突然現れた孫の美緒をやわらかく受けとめる。

父亲与祖父的关系一向僵硬,美绪自懂事以来便不曾见过祖父。然而祖父对突然来访的孙女甚是亲切。

祖父は色とりどりの糸の束が並ぶ工房で、美緒に言う。「ホームスパンに興味があるのか。それなら、ここにいる間にショールを作ってみるといい」「まずは『自分の色』をひとつ選んでみろ」。

祖父将美绪带到工厂,这里陈列着五颜六色的纺线。“美绪对家庭手工纺织感兴趣吗?要不要趁着这段时间试着做一条披巾呢?”“先选一个“自己的颜色”吧”。

教師という仕事の中で困難を抱えている母、勤めている会社でリストラされかけている父、劣等感のかたまりで、自分の気持ちをはっきり言うことができない美緒。バラバラだった家族が、美緒の家出をきっかけに大きく変わってゆく。父と祖父の間のわだかまりも、徐々にとけてゆく。

苦于教师行当的母亲,面临下岗的父亲,自卑孤僻的美绪。支离破碎的家庭在美绪的离开后发生了巨大变化。父亲与祖父间的隔阂也逐渐化解。

推荐理由:

伝統、故郷、家族をめぐる3世代の心の糸の物語。この物語は、世代を超えて受け継がれていく布「ホームスパン」を通して、家族の形を問います。親から子へ、祖父母から孫へ。しかし「家族の時間」というのは思うよりも短い。だからこその「家族の時間」の尊さを、美しく優しい筆致で語ります。美緒が選ぶ「自分の色」は何色か。心温まるストーリーとともに、岩手のどこか懐かしい風景と、たくさんの色たちが、深く心に刻まれる。

小说围绕传统、故乡、祖孙三代人展开。作者通过跨越世代传承的“手工纺织”,对家庭、家人进行了全方位的诠释。从父母到女儿,从祖父母到孙女。然而书中对于阖家欢乐的描写篇幅甚少,也正因如此才能从美丽而温柔的笔触中感受到“家”的珍贵。属于美绪的“颜色”究竟是什么?让我们在温暖人心的故事中,将岩手县那令人神往的风景和色彩斑斓的颜色深深烙印在心中。

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