中国地震局ネットワークセンターによると、四川省雅安市蘆山県で20日午前8時2分(日本時間同9時2分)、マグニチュード(M)7.0の地震が起きた。震源の深さは13キロ。国営新華社通信などによると、この地震で76人が死亡、1000人以上が負傷した。

中国メディアによると、李克強首相が同日午後、被災地へ向かった。

家屋などの被害詳細は不明だが、中国中央テレビ(CCTV)は、倒壊したり、外壁や瓦屋根が崩れたりするなどした家屋の様子を流した。がれきに埋もれ、立ち往生するバスも出ている。山崩れも起きているもようだ。

中国の華僑向け通信社、中国新聞社によると、消防や衛生部門の救援隊が救助にあたっているほか、人民解放軍成都軍区も約2千人を緊急派遣ヘリコプター2機も出動させた。

同省では2008年にM8.0の四川大地震が発生。倒壊家屋の下敷きになるなどして約7万人が死亡、約1万8千人が行方不明者となった。揺れは約10秒続き、多くの住民が屋外に避難した。

水道や電気、交通は遮断され、携帯電話もつながりにくくなっている。現地ではM4~5規模の余震が続いている。60代の男性は同社に対し、「前回(08年)の地震よりも激しい」と話した。

雅安市は成都市から西に約120キロ離れた地方都市で、人口は約154万人。そのうち蘆山県には約12万人が住む。同市はカンゼ・チベット族自治州など少数民族自治州と接しており、「チベットの玄関」などと呼ばれている。パンダが初めて発見、捕獲された地としても知られている。

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