恋恋N1读解节目每期为大家带来一篇能力考N1读解的练习与讲解,希望能帮助备考N1的大家做阅读专项练习,攻下能力考阅读大关。

次の文章を読んで、それぞれの問いに対する答えとして、最も適当なものを1.2.3.4から一つ選びなさい。

村の人たちは、他家のお嫁さんのことは、①どこそこの嫁さんと言う言い方をして、名前では呼ばなかった。酒屋の嫁さん、金物屋の嫁さん、下りの嫁さん、岡田の嫁さんといった具合である。嫁さんというものは、大体において辛いものであったらしい。
どこの家出でも、家人が嫁さんに対して意地悪だったり、辛く当たったりしたわけではない。家の者全部から優しく遇されている嫁さんもあれば、反対に実権を持って、わがもの顔に振舞っていた嫁さんもあったはずである。(A)、それぞれの家で嫁さんがいかなる立場にあろうと、その家を一歩出ると、嫁さんは嫁さん以外のものでもなかった。村人全部の眼は、嫁さんとしか遇さなかった。村人の目は多少冷たく、多少意地悪く、その嫁さんに当てられる。
葬式とか、婚礼とか、法事とかの時は、振る舞いのご馳走を作るために、村の女たちはその家に手伝いに行くが、そんな時嫁さんが混じっていると、四方八方から②きびしい眼が、嫁さんの一挙手一投足を押し包んだ。幼い私たちにも、なんとなくそうした嫁さんの姿が、(B)に感じられた。
本家で法事か何かがあった時、私は手伝いに来た近所の家の嫁さんが、氷柱の下がっている小川で手を真赤にして、せっせとたくさんの食器を洗っているのを見ていたことがある。③一番辛い仕事を、彼女はひとりで受け持っていたのである。
私はおそらく彼女が身を屈めて洗い物をしているのを、その傍らに立って、半ば気の毒に思いながら眺めていたのであろう。その時、そのかわいそうな嫁さんの手から小さい皿が滑り落ち。川端の石に当たって割れるのを見た。
――割れた!
思わず、私の口から言葉がとび出した。瞬間、嫁さんは私の方に顔を向けたが、その顔は異様に歪んでいた。そして皿の割れたことを確かめるように、
――割れたね。
と静かに言った。
――勝手に、皿が自分で割れたんだ。
私は言った。(C)気持ちが、幼い私の心にも動いたのであろう。すると、相手は、いかにもおかしそうに声を出して笑い出し、丁度そこを通りかかった女の人を呼びとめた。そして私のことを相手に報告したらしく、こんどは二人の女が、私の方を見ながら笑った。二人の女の笑いにされたようなちぐはぐな思いを持った。
――この坊は、小さいくせに、本当に如才ない。
そんなことが言われでもしたような、その場の感じだった。私はすぐにそこを離れたが、(D)受けられなかったことの怒りと淋しさはあったようである。その嫁さんは、後年村でも評判のいい内儀さんになったが、私はその女性に対してずっと好感を持つことはできなかった。幼時の小さい思い出のためであった。
(井上靖『幼き日のこと』から)

1 (A)の中には、次のどの語を入れればよいか。
① しかも ② だから ③ しかし ④ さらに

2 (B)の中には、次のどの語を入れればよいか。
① 孤軍奮闘 ② 四苦八苦 ③ 孤立無援 ④ 八方美人

3 (C)の中には、次のどの語句を入れればよいか。
①皿を非難する
② 大事な皿をおしむ
③ 責任をのがれようとする
④ 相手をかばってやる

4 (D)の中には、次のどの語句を入れればよいか。
① ユーモアがユーモアとして
② 好意が好意として
③ 意見が意見として
④ 愛情が愛情として
5 ――線①とほとんど同じ内容を述べている部分を、二十字前後で抜き出しなさい。(句読点も一字と数えること)

6 ――線②の部分の意味を、わかりやすく説明しなさい。

7 ――線③、彼女が一番辛い仕事をすすんで受け持っていたのはなぜですか。その理由として、最も適切なものを選びなさい。
① 何事も一人でやった方がよいという、孤独を愛する性格であったから。
② 結局はやらなければならないようないやなことは、早くやってしまった方がよいから。
③ 周囲の人によい嫁と思われるためには、そうせざるをえなかったから。
④ みんなに、自分がよく働く嫁だということを、みせつけてやりたかったから。

本期翻译答案与讲解:134(左边反白可见)

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