帝国データバンクは4月15日、ロシアに進出している日系企業に関する調査で、主要168 社の約4割がロシア事業を停止し、3社の事業撤退が判明したと発表した。

4月15日,帝国数据银行对进入俄罗斯市场的日本企业的调查数据显示,168家主要日本企业中约有4成停止俄罗斯业务,3家公司决定退出市场。

2022年2月時点でロシアへの進出が判明した国内上場企業168社のうち、4月11日までにロシア事業の停止や制限・撤退を発表・公開した企業は約 4割にあたる60社判明した。3月15日時点では22%で、1カ月間で比率が約2倍に拡大した。

截至2022年2月进入俄罗斯市场的日本国内上市公司中,至4月11日约有4成也就是60家公司发布停止、限制、退出俄罗斯业务。至3月15日时为其比例为22%,如今一个月比例翻了一番。

また、3月時点では完全撤退を表明した企業はゼロだったが4月時点では3社がロシア現地事業からの撤退を発表している。ロシアのウクライナ侵攻が長期化する中、日本企業ではロシアビジネスの先行きを警戒しており、事業停止や凍結に踏み切る企業が急増している。

此外,3月时没有一家公司宣布完全退出市场,但4月时已经有3家宣布退出俄罗斯业务。随着俄罗斯对乌克兰长期入侵,日本企业对俄罗斯业务的未来持谨慎态度,暂停或冻结业务的企业迅速增加。

事業の停止や中断の内訳では、製品の出荷・受注などを含む「取引停止」が31社で最多。3月の22社から9社増加した。次いで現地工場の稼働停止など「生産停止」が11社。物流停滞や部品調達難によるサプライチェーンの混乱を挙げる企業が多い。ロシアからの撤退を表明したのは1カ月間で 3社発生した。

从业务停止和中断的具体情况来看,最多的是产品出货、接受订货等“停牌”的公司,为31家,从3月的22家增加了9家。其次是当地工厂停工等“停产”,为11家。很多公司因物流停滞、零部件采购苦难导致供应链中断,一个月内3家公司宣布退出俄罗斯市场。

業種別ではロシア事業を停止・撤退した割合をみると、最も高いのは製造業で、全体の 42%を占めた。現地工場の操業停止のほか、部品や完成品の輸出・取引を一時的に停止するといった措置をとる企業が多い。

从行业看,停止、退出俄罗斯业务的比例最高的是制造业,占全体42%。很多企业不仅暂停当地工厂运营,还暂停零部件、成品的出口和交易。

一方、現地での事業を当面継続する企業は受注残といった理由が多い。

另一方面,断断续续地开展当地业务的企业大多因为订单积压。

大手自動車メーカーでは、トヨタ自動車の現地法人、ロシアトヨタは供給問題により、3月4日よりサンクトペテルブルク工場での稼働および完成車の輸入を停止している。また日産自動車もロシアへの車両の輸出を停止、サンクトペテルブルク工場の稼働は供給問題により断続的になっている模様。

在大型汽车制造商中,丰田汽车的当地子公司丰田俄罗斯因供给问题,自3月4日起暂停圣彼得堡工厂的运营和整车进口。另外,日产汽车也已停止出口俄罗斯车辆,圣彼得堡工厂运营似乎因供给问题而断断续续。

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