1月27日未明に沖縄市宮里の路上でバイクを運転していた男子高校生(17)と巡回中だった巡査の男性警察官(29)が接触し、高校生の右眼球が破裂、失明した事件で、県警が科学捜査研究所(科捜研)に鑑定を依頼した警棒から高校生のDNAが検出されていたことが20日、捜査関係者への取材で分かった。県警は、高校生のけがは警察官が持っていた警棒によるものと特定した。

1月27日凌晨,一名男高中生(17岁)在日本冲绳市宫里地区驾驶摩托车飙车时与当时正在巡查的男性警察(29岁)接触,致使高中生右眼球破裂失明。事件过后,县警向科学搜查研究所(科搜研)提出了对警察的警棒进行鉴定,本月20日,相关人员在采访中表示从警棒中检测出了失明高中生的DNA。由此县警判定这位高中生的失明是由警察的警棒造成的。

捜査関係者によると、警察官は警棒を伸ばした状態で持っていた。

据搜查相关人员称,巡查警察在事发时手中的警棒是打开的状态。

県警は20日、高校生の母親と面会。母親によると、警棒から高校生のDNAが特定されたと報告を受け、「接触した警察官は申し訳なく思っている」と伝えられたという。母親は警察に「新学期までに捜査の進捗状況を知りたかったのに、伝えられるのがどうしてこんなに遅いのか」と訴えたが、警察は「上に伝える」とだけ答えたという。

20日,县警与失明高中生母亲进行了谈话。告知了这位母亲从警棒上检测到高中生DNA的报告,并表示“与他接触的警察对此感到十分抱歉”。之后这位母亲斥责警察“我们希望能在新学期开始前就得知搜查进展,为什么这么晚才告知我们?”,对此警察只回答了一句“我们会向上级反映”。

これまでの県警の調べによると、高校生は「警察官に警棒で殴られた」と話している。一方、警察官は「向かってきたバイクを止めようと、警棒を持つ腕を伸ばしたら当たった」と説明しており、食い違いが生じている。現場には接触の様子を捉えた防犯カメラがなく、目撃者がいないことから捜査は長期化している。

据县警调查,失明高中生一直声称自己“被警察的警棒殴打”。而另一方面,巡查警察则称“为了制止他飞奔的摩托,我伸出了拿着警棒的手不小心打到了他”。双方就此事的描述并不一致。出事现场并没有摄像头拍到双方接触的样貌,也没有找到目击者,因此搜查迟迟没有进展。

県警は少年からDNAを採取し、当時警察官が持っていた警棒や身に着けていた制服などの鑑定を進めていた。高校生と警察官の双方から聞き取りし、現場での立ち会い調査などを行って詳しい接触状況を調べている。

之后县警采集了少年的DNA,对当时警察持有的警棒和身穿的制服进行了鉴定。还对失明高中生和警察双方进行了取调,并带领双方到事发现场进行事件还原,详细了解接触情况。

警察官は警棒を「右手に持っていた」としていることについても、警察は慎重に捜査を進めている。

对于警察所说的自己“右手拿着警棒”的证言,警方也进行了仔细的搜查。

県警はこの事件で沖縄署にあった投石などの器物損壊について、関わった少年などを任意で調べている。またこの事件に関連してSNSに投稿された「高校生は暴走行為をしていた」「無免許」「ノーヘル」などは事実誤認だと否定している。

事件之后,有年轻人向冲绳警察署投掷石头等硬物破坏公物,对此县警也进行了抽取调查。此外,警方也辨明社交平台上一些关于该事件的投稿内容不是事实,例如“这是高中生的暴走行为”“没有驾驶证”“没戴头盔”等。

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