むかしむかし、神さまが世界中の生き物を作りましたが、まだどの生き物に何を食べさせるのか決めていませんでした。

很久很久以前,神创造了世界上的各种生物,可是还没有决定让什么生物吃哪种食物。

生き物たちは何を食べていいのかわからないので、お腹がペコペコです。

生物不知道吃什么才好,所以肚子总是饥肠辘辘的。

そこで生き物たちは、神さまのところへ行って、「神さま。早く食べ物を決めてください」と、お願いをしました。

于是生物们就去神的地方,请求道「神啊,请快点决定我们吃什么食物吧」

すると、神さまが、「明日の朝、みんなの食べ物を決めてやるから集まるように」と、おふれを出しました。

神就发出公告说「明天早上将决定大家的食物,请到时候来集合」

喜んだ生き物たちは、夜の明けるのを待って神さまのところへ出かけました。

生物们很高兴,等到天刚亮就去神的地方。

さて、ヘビがノロノロとはっていると、後ろからカエルがやって来て言いました。「なんだなんだ、長い体で地べたをノロノロと。もう少しはやく進めないのかね」

话说,蛇拖着长长的身体爬行时,从身后传来了青蛙的声音「什么呀,拖着这么长的身体爬呀爬的。不能快点吗」

「そんな事言っても、お腹が空いて力が出ないんだよ」ヘビが、力のない声で言いました。

「话虽如此,可是肚子空空的,没有力气啊」蛇用无力的声音说道。

「ふん。そんな事じゃ、昼になってしまうぞ。まあ、お前は後からやって来て、おれさまのお尻でもなめるんだな」カエルはヘビをバカにして、ピョンピョンと飛んで行きました。

「呼。既然这样的话,天就要亮了。那你就走到后面去吧,舔舔本大爷的屁股好了」青蛙鄙视了蛇之后,就一跳一跳地走了。

生き物がみんな集まると、神さまは生き物を次々に呼び出して、それぞれの食べ物を決めていきました。「お前は、草を食べるがよい」「お前は、花のミツを食べるよい」「お前は、魚を食べるよい」

生物们都齐了之后,神就把生物一个个叫过来,分别决定了各自的食物。「你,吃草」「你吃花蜜」「你吃鱼」

でも、カエルは、なかなか呼ばれません。

可是,怎么都没有喊到青蛙。

怒ったカエルは、神さまの前に飛び出して言いました。「早く、おれさまの食べ物を決めてくださいよ!おれさまが、一番先にやって来たのですよ」

愤怒了的青蛙跳到神的面前说道「快点决定我的食物啊!我是最早到的啊」

神さまは、うるさいカエルをジロリと見て言いました。「よし、お前は、虫を食べるがよい」

神瞪了一眼聒噪的青蛙后说道「好吧,那你就吃虫子吧」

「えっ?わたしの食べ物は虫ですか!?」カエルは、ガッカリです。

「啊?我的食物是虫子!?」青蛙失望极了。

それでも食べ物が決まったので帰ろうとすると、神さまが言いました。「待て。お前にはもう少し言う事がある。お前はここへ来る時、ヘビをバカにしてお尻でもなめろと言ったであろう」

可是已经决定了食物了,所以正打算回去的时候,神说道「等一下。我还有事要对你说。你来这里之前,是不是鄙视了蛇,还说了舔屁股之类的话」

「まあ、確かに。でもそれは、ヘビの奴があまりにもノロマですから」

「算是吧。可是,那是因为蛇那家伙实在是太迟钝啦」

「いいわけはよろしい。望み通り、これからはヘビにお前のお尻をなめてもらう事にしよう」

「不用解释了。那就如你所愿,以后就决定让蛇舔你的屁股好了」

「とっ、とんでもない!」カエルはビックリして反対しましたが、神さまは許してくれません。

「不,不会吧!」青蛙吃了一惊,强烈反对,可是神没有搭理他。

その時からヘビはカエルを見つけると、すぐにお尻から飲み込んでしまうそうです。

从那之后,蛇一看到青蛙,就立刻把它从屁股开始吞进肚子吃掉。

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