iPhone向けモバイルゲームの「アングリーバード」(中国名:憤怒の小鳥)が荒れ狂う小鳥になりつつある。同ゲームを開発したフィンランドのロビオ・モバイル社によると、現在、中国チームの結成準備を進めており、中国で世界初の実体店舗を開設する計画だという。「北京晨報」が伝えた。

同ゲームはこれまでに世界全体でのダウンロード回数が2億回を超え、昨年末にロビオ社がインターネットで売り出した関連グッズは、マスコット人形だけで300万個を売り上げた。関連商品の売上高は5千万ポンド(約65億円)に上る。中国では価格数十元前後の携帯電話カバー、舵機枕、携帯電話保護シール、Tシャツなどの関連商品が、淘宝網で盛んに販売されている。こうした現象についてロビオ社のトップは、中国には大勢のアングリーバードファンがおり、海賊版が最も多いブランドになることを願っている。海賊版が多いということは最も人気のあるブランドの証明だからだ、と話す。

現在、ロビオ社は10人前後の体制の事業所を開設して、中国でのゲーム業務、実体店舗業務、ビジネス協力業務などを展開する準備を進めている。実体店舗は年内にもオープンする見込みで、製品の種類はアパレル品や文房具などにも拡大し、より多くなる予定という。ロビオ社の中国責任者は、今後3年で中国の実体店舗は200軒に達するとの見通しを示す。

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