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洋画家の藤田嗣治(つぐはる)は出来合いの机や椅子(いす)が気に入らず、自分で工作した。椅子に置く座布団も既製品の柄に満足できず、自身の手で布を染めなければ気が済まなかったという

洋画家藤田嗣治不喜欢现成的桌子以及椅子,而是自己去制作。据说他连放在椅子上的现成的坐垫的图案也不满意,若是不亲手去染布的话就不罢休。

親交のあった作家、今東光氏が回想の随筆に書いている。美醜を見分ける鋭敏な目をもっているのも、なかなか楽ではないらしい。普通の人ならば気づかないわずかの傷も気になり、不満の種になる

他的好朋友——作家今東光在回忆的随笔上这样写着。看来有着一双善于鉴别美丑的敏锐的眼睛也不是这么轻松的。甚至连一般人不会注意到的一点点的伤也会很担心,成为不满的种子。

目に限るまい。鋭敏な舌の持ち主には絶品の味を探し出す愉楽がある半面、普通の人ならばおいしく頂く料理に顔をしかめることもあるだろう。世に言うグルメであること、ないことの禍福は定めがたい

这不只限于眼睛。对于拥有敏锐味觉的人而言寻找绝品的味道是很快乐的,但另一方面,对一般人认为是很美味的料理也皱过眉头吧。成为社会上所说的美食家是福是祸的说法很难断言。

美味探訪に手間暇をいとわない食いしん坊諸氏には、情報が増える「福」であるのか。はたまた、財布のやせる「禍」であるのか。料理店を星の数で格付けした「ミシュランガイド」の東京版がアジアで初めて出版されるという

对于不惜时间探访美食的贪吃的诸位来说,信息增多了应该说是‘幸福’吧。但是,钱包瘪下去了该是‘不幸’吧。据说给料理店评分等级的《米其林》东京版作为亚洲第一本美食指南出版了。

最高の「三つ星」評価(そのために旅行する価値がある卓越した料理)には都内の日本料理店、フランス料理店、すし店の計8店が選ばれ、きのうの朝刊一覧が載っていた

被评为最高‘三星’(有值得一去价值的卓越的料理)的料理店中,东京都内的日本料理店,法国料理店,寿司店共8家店入选,昨天的朝刊上刊登了店名的一览表。

訪ねてみたいようでもある。出来合い歓迎、どこで何を食べても常に満ち足りる“三つ星内蔵”のわが舌を顧みれば、訪ねる甲斐がないようでもある。禍福のはざまで店名のリストをぼんやり眺めている。

我也打算去探访一下。但想到欢迎现成的物品,在任何地方无论吃什么东西都常常能满足的‘内藏三星’的舌头的话,好象也就没有探访的意义了。在祸福的夹缝中我心不在焉的看着店名列表。