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能役者、能作者。幼名藤若丸、鬼夜叉、実名元清。世阿弥は芸名·世阿弥陀仏の略。父観阿弥の英才教育で猿楽能(物真似が中心の芝居)を学び、1372年、父が京都で名声を得るきっかけとなった醍醐寺7日間公演に9歳で参加している。1375年、「観世座はスゴイ」という噂を聞いた当時17歳の3代将軍足利義満は、京都·今熊野で初めて猿楽能を鑑賞し、これにハマった。観阿弥の演技が素晴らしいだけでなく、共演した12歳の美少年世阿弥の愛らしさにメロメロになった。以降、義満は観世座の熱心な後援者となる。

能剧表演家,能剧作家。幼名藤若丸,鬼夜叉,本名元清。世阿弥是艺名世阿弥陀佛的略称。在父亲观阿弥的英才教育下,他自小学习猿乐能(以拟物为中心的戏剧),1372年,9岁的世阿弥参加在醍醐寺举行的为期7天的表演,这场演出成为父亲闻名京城的契机。1375年,当时17岁的三代将军足利义满听闻“观世座技艺精湛”的传言,在京都熊野首次观看了猿乐能,从此沉迷其中。不仅由于观阿弥的精湛演技,12岁的美少年世阿弥的俊秀也让他倾倒。此后,足利义满成为观世座的热心支持者。

世阿弥

義満の世阿弥に対する寵愛ぶりは相当なのもので、3年後の祇園祭の折には、山鉾を見物する義満のすぐ背後に世阿弥が控えていたという。側近たちはこれを嫉妬し、内大臣は当日の日記に「乞食のやる猿楽師の子どもを可愛がる将軍の気が知れない」と書きつけている。

足利义满对世阿弥的宠爱非同一般,相传在3年后的衹园祭上,世阿弥甚至随侍在观看山鉾游行的义满身后。左右对此嫉恨不已,内大臣在当天的日记中写道:“将军的心情实难理解,竟垂怜一个乞丐猿乐师的儿子。”

1384年(21歳)、父が巡業先の静岡で急逝。世阿弥は悲しみの中で観世流の2代目を継ぐ。その後もひたすら稽古を重ねて芸を磨いていく中で、彼を刺激したのは父と同世代で近江猿楽のリーダー格·犬王(道阿弥)の存在だった。観世座の能が大衆向けで演劇色の濃い、物真似中心の「面白き能」であったのに対し、犬王の能は優雅で美しい歌舞中心の「幽玄能」だった。義満は情緒があり格調のある犬王を世阿弥以上に寵遇する。犬王は天女の舞を創始するなど舞の名人でもあり、世阿弥も素直に犬王を絶賛、もろに影響を受けて自身の能も内面を表現する幽玄能に変化していった。

1384年(世阿弥21岁),父亲在各地巡行演出时暴毙于静冈。世阿弥在悲痛中成为观世流的第二代继承人。从此他潜心修习,磨练技艺,而和父亲同辈的近江猿乐首领犬王(道阿弥)给了他很大的震动。观世座的能剧因为面向大众,戏剧色彩较浓厚,属于以模仿为主体的“面白能”,而与此相对,犬王的能剧是以优雅美妙的舞蹈为中心的“幽玄能”。对情感丰润格调高雅的犬王,足利义满给予超过世阿弥的厚遇。犬王是舞蹈名家,创始了天女舞,世阿弥对他也毫不掩饰赞美之情,并深受其影响,他自己的能剧也开始向表现人内心的“幽玄能”转变。

1400年(37歳)、「秘すれば花なり。秘せずは花なるべからず」など父の遺訓をまとめた能楽論書『風姿花伝(花伝書)』を著す。風姿花伝は芸術の技術論ではなく精神を論じた書であり、このような書物は世界にも殆ど例がない---能役者が観客に与える感動の根源は「花」である。「花」は能の命であり、これをどう咲かすべきか、「花」を知ることは能の奥義を極めることである。

1400年(37岁),世阿弥写下能乐论著《风姿花传》,其中囊括了诸如“秘则为花,无秘则不可为花”等父亲的遗训。《风姿花传》并非教授演艺的技能书,而是讨论艺术精神的著作,此类书籍在世界上也难觅他例。能剧演员带给观众感动的根源是“花”。“花”是能剧的生命,怎样使“花”绽放、了解“花”便是探究能的奥秘。

桜や梅が一年中咲いていれば、誰が心を動かされるだろうか。花は一年中咲いておらず、咲くべき時を知って咲いている。能役者も時と場を心得て、観客が最も「花」を求めている時に咲かせねばならない。花は散り、花は咲き、常に変化している。十八番の役ばかり演じることなく、変化していく姿を「花」として感じさせねばならない。「花」が咲くには種が必要だ。花は心、種は態(わざ、技)。観客がどんな「花」を好むのか、人の好みは様々だ。だからこそ、能役者は稽古を積み技を磨いて、何種類もの種を持っていなければならない。牡丹、朝顔、桔梗、椿、全ての四季の「花」の種を心に持ち、時分にあった種を取り出し咲かせるのだ。

倘若樱花和梅花一年中常开,谁还为之动心呢。花不会在一年间绽放,而是绽放于适当的时节。能乐表演者也需了解时间与场合,必须在观众最需要“花”的时候让花绽放。花谢花开,时常在变迁。表演者不可仅限于演出擅长的角色,也必须把变化中的形态作为“花”来让观众感受。使“花”绽放需要种子。花乃心,种乃形(技艺,演技)。观众喜欢怎样的“花”是因人而异的。正因如此,能乐表演者必须不断磨练技艺,以使自己拥有多种多样的花种。牡丹、牵牛花、桔梗、椿,内心拥有四季的“花”种,才能看好时候播种,让花绽放。

《实盛》

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