次の文章を読んで、後の問いに答えなさい。

世界標準で生きられますか

私は、日本語の「頑張れ」という言葉があまり好きではありません。別に頑張るということ自体を否定するわけではありませんが、私は留学していた時に会社の友達が手紙をくれると、必ず①「僕も頑張るから、君も頑張ってください」と書いてある。その言葉の中には、ある種の波長を合わせるという意味が込められています。考えすぎかもしれませんが、「頑張れ」のなかには一緒に「頑張ろうね」というのが入っていて、当時にそこには「頑張って、おれより先にいっちゃいけない」という意味もあるような気が済ます。
ついでにもう一つ言うと、頑張りさえすれば体力や知力がなくても何でもできるという一種の精神主義もある。②H2ロケットを打ち上げた技術者も「頑張れ」という言葉は嫌いだと言っていました。「頑張れ」というだけではロケットは上がらないからです。
私は、「ユウ・キャン・ドウ・イット」という、突き放したドライさみたいなもののほうが好きですね。

問1 ①「僕も頑張るから、君も頑張ってください」とあるが、「僕」と「君」とは誰のことか。
1 「僕」は「筆者」で「君」は「留学生」
2 「僕」は「筆者」で「君」は「会社の友達」
3 「僕」は「会社の友達」で「君」は「筆者」
4 「僕」は「留学生」で「君」は「会社の友達」

問2 ②「H2ロケットを打ち上げた技術者も「頑張れ」という言葉は嫌いだと言っていました」とあるが、なぜそう言ったのか。
1 頑張るだけではロケットが上がらないから。
2 頑張れば何でもできるのにロケットは上がらないから。
3 頑張れば体力や知力がなくてもロケットが上がるから。
4 頑張ることはロケットを上げるために意味がないことだから。

問3 筆者はなぜ「頑張れ」という言葉が嫌いなのか。最も適当なものはどれか。
1 友達と波長を合わせても、体力や知力がないと頑張れと言っても意味がないから。
2 自分が頑張ることも嫌いだし、手紙に頑張れと書いたり、友達に頑張れということも好きではないから。
3 頑張れという言葉には友達と波長を合わせず競争という意味があるから。
4 お互いに波長を合わせようという意味や、頑張りさえすれば何でもできという精神主義が含まれているから。

答案:314

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