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日本で生活し始めたばかりの外国人が最初に苦戦することいえば、ごみの分別。「何をどこに捨てればいいのかわからない」、「ルールが多すぎる」など、外国人にとっては日本でのごみの分別は厄介で難しいという。

对于初来乍到日本的外国人来说一开始最烦恼的事情要数垃圾的分类了。外国人认为在日本垃圾分类过于繁琐,是一件很麻烦的事情。“完全不知道什么地方扔什么东西”、“规定太多了”。

日本で生活する人は誰でも、市役所が交付するゴミ分別のガイドラインに従ってゴミを捨てる。「燃えないゴミ」「燃えるゴミ」「紙」「ビン」「」「金属」などの資源ゴミや生ゴミ、プラスチックなどに分け、それを種類ごとに異なった色のゴミ袋に入れ、指定の日、指定の時間に捨てなければならない。間違った日に間違ったゴミを出せばゴミを持っていかれなかったり、住人の元へ送り返されることもある。

在日本生活的人不论是谁都会按照市政府发放的垃圾分类指南扔垃圾。将垃圾分为“不可燃垃圾”、“可燃垃圾”、“纸”、“瓶子”、“罐”、“金属”等资源性垃圾和生活垃圾,塑料垃圾等。然后分别装入按种类区分的不同颜色的垃圾袋,一定要在指定的日期,指定的时间内扔垃圾。如果在错误的时间丢错了垃圾的话,垃圾不会被运走,甚至还会被返还到居民的住处。

日本はゴミ捨てに関するルールの細かさや厳しさでいえば、世界トップクラスである。これほどまで厳しく、これほどまでに多くの国民が素直にルールを守っている国は他にはないのではないだろうか。

日本关于垃圾分类规定的细致与严格,在世界上可谓数一数二。像这样严格分类,全民都能老老实实遵守规定的国家恐怕也只有日本了吧。

それではなぜ日本はこれほどまでにゴミ分別に厳しい国となったのだろうか。そこで今回は、日本のゴミ分別の歩みと海外ゴミ事情との違いを4つ紹介する。あなたは日本のゴミ分別事情についてどう思いますか。

为什么日本会成为一个对待垃圾分类如此严格的国家呢?接下来我们就日本的垃圾分类的历程及与国外扔垃圾的区别从四个方面进行介绍。对于日本的垃圾分类你是怎么看待的呢?

1. 1990年代

1. 1990年代

日本でゴミ減量化の必要性が認識されるようになったのは1990年代。ダイオキシン問題が大きくクローズアップされ、規制が進んだ時代である。それまで可能であった家庭の焼却炉でごみ処理を禁止され、ごみ処理の仕方に注目が集まった。そこで当然議題に挙がったのが最終処分場の減少問題。増え続けるゴミをどのように処分するのか、最終処分場の確保は現在でも自治体にとって大きな問題となっている。

在日本的1990年代,人们开始意识到有必要减少垃圾。那是一个二恶英问题被大写特写,很多事物在不断被限制的年代。在那之前可以用家庭的焚化炉进行垃圾焚烧也被禁止,人们开始把目光转向垃圾的处理方法上。其中最大的议题是最终的垃圾场的减少问题。如何处理日益增多的垃圾,对于各地区来说直到现在最终垃圾处理场的确保仍是一个很大的问题。 

またこの時代は1997年の京都議定書により、温室効果ガスの総排出量を削減することが取り決められれるなど、国全体がこれまでの大量生産、大量消費から「エコ」へシフトした時代といえる。1990年代なくして現在のごみ分別はありえないほど、社会のゴミに対する見方が変わり、国民の価値形成が行われた時代だ。

根据1997年的京都议定书,为了削减温室气体的总排出量,日本全国由之前的大量生产,大量消耗逐渐转变成“环保”,可以说1990年代就是这样一个让人们转变的年代。如果没有1990年,就不会存在现在的垃圾分类,所以说那个年代促使人们改变了对于社会垃圾的看法,也促使了国民价值的形成。

2. ルールに厳しい国民性

2. 严格遵守制度的国民性

ごみを減らすべきだということは、世界中の誰もが知っている。しかし、日本人ほど律儀にルールを守っている国は他にはないのではないだろうか。ヨーロッパやアメリカなどの先進国でも、一応はゴミを分別している。しかしゴミの分け方は日本ほど細かくなく、「普通のゴミ」と「リサイクルできるゴミ」の2種類しかない。さらに、こんなに簡単に分別できるにも関わらず、「リサイクルできるゴミ」を「普通のゴミ」用の箱に入れてしまっている人も少なくない。

世界上所有的人都知道应该减少垃圾。但是或许没有哪个国家能像日本人那样恪守规则吧。即便是在欧美等发达国家,虽然也有垃圾分类,但是分类方法也没有像日本那么细微繁琐,仅仅分成“普通垃圾”和“可回收垃圾”两种。并且虽然分类很简单,也有不少的人将“可回收垃圾”扔进“普通垃圾”用的箱子里。

それではなぜ日本人はややこしいゴミ分別をやってのけるのか。それは、日本人がルールに厳しい国民性だからである。欧米人は例えルールがあっても、「誰にも見られていなければ良し」という行動に出る人が多いように思う。一方日本人は、誰も見ていなくても常に他人の目があるものとして行動する。日本ではルールはルールであり、ルールを守らない人は”常識のない人”だと思われてしまう。日本人がルールを真面目に守れるのは、集団主義社会特有の「他人の目」の恐怖が背景にあってこそではないだろうか。

为什么日本人能够做到如此麻烦的垃圾分类呢?我想是因为日本人严格恪守规则的这种国民性吧。对于欧美人来说,尽管存在规定,但很多人在采取行动时会想着“只要没有别人看见就行”。另一方面,哪怕别人没有看见,日本人也会像周围有人看一样去行动。在日本,规则就是规则,不遵守规则的人就会被别人认为是缺乏常识的人。日本人之所以如此恪守规则,难道不正是因为在集团主义社会中特有的恐惧“他人的目光”这点吗?

3. 過剰包装

3. 过度包装

ごみになる前の段階で、日本と海外の違うところと言えば「包装の仕方」である。日本を訪れた外国人は「日本は何でも過剰包装しすぎ」だと言うが、確かに日本の商品(特に食品)は海外に比べて紙やビニールなどを使って何重にも包装しているものが多い。

在还没有变成垃圾之前的阶段,日本与海外其他国家的区别在于“包装”的方法。来到日本的外国人会认为在日本无论什么都是过度包装,确实如此。日本的商品(特别是食品)与国外相比,有很多都是使用好几层的纸或塑料袋进行包装的。

以前、日本のテレビ番組でフランスでバゲットを買うと紙一枚でしか包装しないので不衛生だと言っていたが、世界的に見るとフランスが不衛生なのではなく、今の日本が過剰に包装しているだけなのかもしれない。日本人はきれい好きな人が多いと言われているが、この日本人のきれい好きが過剰包装に繋がっているのではないかと思う。清潔でありたいから過剰に包装し、ごみが増え続ける。包装の数も種類も諸外国に比べて多いため、分別して捨てることが必須になってくるのではないだろうか。

以前,日本的电视节目有报道在法国买长面包,只用一张纸进行包装非常不卫生,但是纵观全世界,并非法国人不讲究卫生,而是现今的日本真的是过度包装了。众所周知日本人很讲究清洁卫生,或许这种特点也与过度包装有关吧。为了保持清洁卫生过度地进行包装,从而垃圾不断增加。或许正是因为包装的数量及种类比世界上的其他国家都要多,才使得分门别类进行垃圾回收显得尤为必要吧。

4. 細分化するほどエコという教え

4. 近乎细分化的环保教育

首都圏でゴミ処理業を営む白井グループの白井徹社長は言う。「廃棄物の処理で一番お金がかかるのは物流です。全体の7割が物流費で、中でも最初にゴミを集めるところが最大のコスト要因になっている。分別をやめた方がいいとは断言できませんが、分ければ分けただけトラックが走り回って物流費がかかる、CO2をまき散らす、という面があるのも事実です。地域によっては、ペットボトルなど燃えるゴミにした方がいい場合もあります。」

在首都圈,负责垃圾处理事宜的白井集团白井澈社长进行了如下的一番发言。“在废弃物处理的环节中最花钱的要数物流。物流费约占70%的经费,其中收集垃圾的阶段是最耗费成本的环节。虽然我不能妄下判断说不要进行垃圾的分类,但是由于垃圾分类卡车来回运输,导致物流费上升,并且到处扩散CO2,这也是不容争辩的事实。根据地域的不同,将塑料瓶等归为可燃垃圾这也是可行的。”

欧米のように2種類の分別ではなく、日本のように細分化したほうがエコだと思っていたので、これは意外だった。白井社長曰く、多くの人がこのような間違ったモラルに支えられてリサイクルをしているのが現状らしい。ペットボトルの周りのシートを剥がしたり、書類のホチキスの針をわざわざ取って分別するなどの「面倒なこと」を誰もが面倒くさいと思いながらやる。自分がそうするから、出来ていない他人に厳しくなる。

我认为不同于欧美将垃圾分类成两种,而是像日本一样细分更有利于环保,但是白井先生的一番话让我感到很惊讶。白井社长说道:“现实情况是很多人被这样错误的认识支配着进行着垃圾的回收。”大家都会认为将塑料瓶周围的塑料纸剥下,专门将文件的订书针取下进行分类等事情很麻烦,但是一边这样想一边还是这样做。因为自己是这样做的,所以对待做不到的人就很严格。

しかし、実際はそうして努力して分別したゴミ処理の仕方が環境へ悪影響を及ぼしている可能性もあるのだ。

实际上,像这样很努力地进行分类的垃圾处理方法也有可能对环境造成不良影响。

まさに本末転倒。日本のゴミ分別の厳しさは、環境への配慮という本来の目的とは違ったところで空回りしてしまっているのが現状なのかもしれない。 

这简直就是本末倒置。在日本严格地对待垃圾分类,原本的初衷是出于环境保护,但是现状是在有的方面或许有些背道而驰,劳而无功了。

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