二月语絮 从头再来

通勤電車のマスク顔は、風邪か、花粉症か。一難去ればまた一難の季節の変わり目、潤む目鼻に春めく喜びも中ぐらいな2月の言葉から

通勤城铁上那一张张戴着口罩的脸,是因为感冒了?还是花粉症?一难过去又来一难,在此季节变换之际,湿润的眼鼻所感受到的新春喜悦也只有中等程度。让我们来看一下如此2月都有些什么言论。

東日本大震災から2年の日が近づく。岩手県大槌町の寺に納められる梵鐘の火入れ式が滋賀県のメーカーであった。住職の大萱生良寛(おおがゆうりょうかん)さんは「犠牲者を悼む鎮魂の鐘にと考えていたが、希望の見える鐘になればという気持ちが芽生えた」。3月11日の法要で被災した人たちが突き初(ぞ)めをする

东日本大地震至今已近2年,滋贺县的一家冶炼厂举行了一次梵钟制作点火仪式,将来它将悬挂在岩手县大槌町的庙宇里。住持大萱生良宽先生说,“原来我们只想制作一个悼念牺牲者的慰灵之钟,现在又滋生了一个新的想法,如果将它制作成一个希望之钟那就更好了。”3月11日的法事上灾区人民将第一次撞响此钟。

「原発さえなければ」「ごめんなさい」と書き残して命を絶った酪農家の家族が損害賠償の裁判を起こす。妻の菅野バネッサさん(34)が涙で言う。「お父さんは悪くないのに、何でごめんなさいなの」

“如果没有核电站就好了”“对不起”,写完了这些便结束了自己生命的奶农户,家属提起诉讼要求赔偿。其妻芭奈莎女士(34岁)泪流满面地诉说到,“孩子他爹并没有做错什么,不知他为什么要说对不起呢?”

天井が崩落した山梨県の笹子トンネルが約2カ月で全面開通した。遺族のひとり石川信一さん(63)が「中央道は大動脈で、開通を急ぐのは十分わかる。ただ、あまりにも早い」。何ごともなかったかのように、9人死亡の現場を車が行き交う

发生了洞顶塌方事故的山梨县笹子隧道经过约2个月的维修现已全面通车。遗属之一的石川信一先生(63岁)一头雾水,“中央公路是一条大动脉,急于开通我们十分理解,只是太快了点。”就在这造成9人死亡的事故现场你来我往车流不息,就像什么事都没有发生过似的。

「これからの日本は、スピードの落とし方を本気で考えなければ」と言うのは藤本智士さん(38)。遅いことやミスをとがめ合う時代に一石をと、大阪のおおらかなニュースを集めた壁新聞を始めた。「『かまへん』というゆるさを取り戻したい」

“今后的日本如果不能诚心诚意地考虑一下减低速度的话,那……”藤本智士先生(38岁)如是说。大阪的一处集中了重点新闻的壁报开始工作了,就好比往这个迟缓与过失相互指责的时代投入了一块石头。

名古屋の街をSLが走った。機関士の青山智樹さん(34)の言葉がいい。「人間がつくった乗り物で、一番人間に近い。しんどそうに坂を上ったり、楽に走ったり」。人間らしくやりたいナ――古い妙句がふっと浮かぶ。

在名古屋的大街上行走着一趟SL火车,司机青山智树先生(34岁)有一句话说得很好,“这是人制造的交通工具,应该最贴近人们的生活。你看它卯足了劲儿爬上了斜坡,跑的多欢快呀!”这时我脑海里浮现出了一句古老的妙语——活就要活出个人样来!

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