「ビール」「発泡酒」「第3のビール」……。“ビール系飲料”と呼ばれるアルコール飲料が増えている。安いのはありがたいし、思いのほか味の違いがないようにも思う。

啤酒、发泡酒、第三类啤酒……被称作“啤酒系饮料”的酒精饮料逐渐增多。不仅便宜,而且味道和啤酒一样。

実際、なにが違うのだろうか。いまさら聞けないこと、こっそり教えてさしあげましょう。

实际上有些不同吧。下面偷偷告诉大家一些闻所未闻的事。

■ポイントは「麦芽」と「税金」

■重点是“麦芽”和“税收”

基本は「麦芽の使用量」によって「税金額」が変わり、「種類」が変わるということ。ビールを名乗るなら、麦芽を3分の2以上使用しなければいけない。発泡酒はそれ以下となる。ビールとは、「麦芽」の飲み物であるということが大前提なのだ。そう、日本酒は米、ワインはブドウ、古代から受け継いできた伝統醸造酒は、なんといっても原料そのものの風味が生きた酒ということでもあるわけだ。

啤酒基本是根据“麦芽使用量”决定“税收额”从而“种类”发生变化。若是称作啤酒则麦芽必须占2/3以上。而发泡酒则低于这个值。所谓啤酒,大前提是含有“麦芽”的饮品。与之相同,日本酒由大米制成、红酒由葡萄制成、从古代传承下来的传统酿造酒也是发挥其原料风味而制成的酒。

また、ビールは半分近くが税金ともいえる。いかに低価格にするかは、ビールメーカーと税制との戦いでもあったのだ。

另外,据说啤酒价格的一半是税收。如何降低价格也就是啤酒制造商与税收制度的战争。

■第3のビールって、リキュールなのか!

■所谓第三类啤酒是餐后甜酒吗!

発泡酒が市場に出たのは1997年(平成7年)。ビールより安い発泡酒は、消費者のをとらえ、人気となった。

发泡酒进入市场是在1997年(平成7年)。比啤酒便宜的发泡酒捉住了消费者的钱包,受到欢迎。

が、2003年(平成15年)の税制改正で、発泡酒の税率がアップ。これでは発泡酒離れが起こると危惧したメーカーが、次に研究・開発したのが「第3のビール」だ。麦芽を使用しないで、豆類やトウモロコシなどの原料を使いビールのような風味に仕上げた技術の飲み物だ。初めての商品は、サッポロビールがえんどう豆でつくった「ドラフトワン」。最初に飲んだときは、驚きましたねぇ、豆の味が強烈で……。

但是,2003年(平成15年)更改了税收制度,上调了发泡酒的税率。因此害怕人们不再购买发泡酒的制造商继续研究开发出了“第三类啤酒”。不用麦芽而使用豆类、玉米等作为原料,制作出与啤酒相同味道的饮品。最先上市的是札幌啤酒公司使用豌豆制作的“Draft One”。第一次喝的时候很惊讶,豆的味道很强烈……

しかし2006年(平成18年)に再びおこなわれた税制改正では、第3のビールの税率もアップ。せっかく開発した技術者にとって「ひどいわひどいわ」である。

但2006年(平成18年)再次修改了税收制度,第三类啤酒的税率也被上调。对于费尽心思开发出这一技术的技术者来说,真是“太过分了”。

これに負けず、さらなる研究・開発したのが、麦を使った発泡酒にスピリッツ(蒸留酒)を混ぜビール用の味わいに仕上げたもの。酒税法上はこれが「リキュール(発泡性)」の扱いになり、いままでの「第3のビール」は「その他の醸造酒(発泡性)」と呼ばれるようになった。もはやビール“系”でもない。

不服输的厂商又进一步研发出将使用麦芽的发泡酒与蒸馏酒混合来产生啤酒的味道。酒税法中将这一产品列入“餐后甜酒(发泡性)”,此前的“第三类啤酒”被称为“其他酿造酒(发泡性)”。已经不属于啤酒“系”了。

シャンパーニュ型のボトルに入っていれば、スパークリングのコーナーに置いてもかまわないのだ。ちなみに「缶チューハイ」も同じ「リキュール」になる。もうなんだか……。

如果装入香槟酒瓶中,那么即使放在高档柜台上也没关系吧。顺便提一下,“罐装利久酒(蒸馏酒和炭酸水混合饮料)”也属于“餐后甜酒”类。感觉已经……

混乱を避けるため、メディアはこれを「第4のビール」とか「新ジャンル」と呼んだりもしているが、なんだかもう、どれでもいいや。

为了避免搞混,媒体将这种饮品称为“第四类啤酒”或“新种类”,但其实叫什么都无所谓了。

さらにこのとき、「今までとは違った製法でアルコール10度未満の飲料はビールと同額の税率が課せられる」ことも決まったので、新たな「ビール系飲料」、「第5のビール」、「新ジャンル」は生まれないといわれている。

如今政府还决定“将与之前制法不同的酒精含量低于10度的饮料与啤酒采用同一税率”,因此不会再出现新一代“啤酒系饮料”、“第五类啤酒”或“新种类”。

ちなみに2008年(平成20年)、第3のビールは、発泡酒の売り上げを抜いた。

顺便说一下2008年(平成20年)时第三类啤酒的销量已经超过了发泡酒。

そして驚くことに、大手スーパーのPBでは350mlで100円のビール系飲料が売られ、韓国などからの「輸入ビール系飲料」は、100円を切るものが登場し、アルコールフリーのビール系とともに、じわじわと陣地を広げている。

令人惊讶的是大型超市PB销售的350ml啤酒系饮料仅为100日元,而产自韩国等地的“进口啤酒系饮料”还不到100日元,这些进口饮料与不含酒精的啤酒系饮料一起渐渐扩大着市场。

安くなるのはありがたいが、商品が複雑になるのは困る。いっそ、「ビール」と「ほか、ビール風飲料全部」ってことでまとめちゃってもらえないかなと、プハーッと飲みながら考えている昨今。

虽然价格便宜是好事,但商品种类变复杂却令人头疼。前几天喝酒时蹦出了这样一个想法,索性将“啤酒”和“其他所有啤酒风味饮料”归在一类不可以吗?

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