年を重ねていくうちに、食べ物や音楽、ファッションなどの好みが大きく変化することがある。だが、「異性」だけは、昔から同じような人ばかりを好きになっているような気が…。「好みの異性のタイプ」は加齢とともに変化することがあるのだろうか？　そこで、脳科学の観点から、『脳科学的に正しい恋愛脳の作り方』などの著書がある黒川伊保子さんに、好みのタイプは変わることがあるのか聞いてみた。

年龄越大，对于食物、音乐、时尚等的喜好会发生很大的变化。但是，如果仅限定于“异性”的话，貌似还是会喜欢和以前一样的类型。“喜欢的异性类型”不会随着年龄的变化而变化吗？在此，依据脑科学的观点，向《脑科学告诉你正确的恋爱大脑怎么打造》等书的作者·黑川伊保子询问喜欢的类型是否会变化。

「脳科学的な結論から言うと、異性の好みは意図的には変えられません。しかし、年齢を重ねるごとにだんだんと妥協ができるようになるのです」（黒川さん、以下同）

“按脑科学的结论来说，对于异性的喜好不会有目的性的改变。但是，随着年龄的增长，会渐渐变得妥协”（黑川，以下同）

黒川さんによると、「好みのタイプ」とはズバリ「生物として生殖する相性がいい相手」。動物の脳は無意識の領域で、見た目、声、感触、匂いなどから、異性のタイプを認識しており、とくに体臭から感じ取れる「HLA」という遺伝子からは、「ウィルスに強い」「寒さに強い」といった資質を知ることができるという。遺伝子レベルで相性がいい異性を感じ取っている以上、好みのタイプが一定になるのは当然。脳科学的には、好みのタイプは産まれた時から決まっているわけだ。

根据黑川所说，“喜欢的类型”说的直接点就是“作为生物，生殖能力上相匹配的不错的对象”。动物的脑子里有无意识的领域，从看到的、听到的、触摸到的、闻到的等等信息来认识异性的类型，尤其是从体臭感知到“HLA”的遗传因子，由此能够知道对方“抗病毒能力强”“抗寒性能力强”的身体素质。感知到遗传因子水平中比较不错的异性的话，就会将喜欢的类型定型。脑科学表明，喜欢的类型是从生下来的时候就定好了。

しかし、この生来定められた「運命」も、年齢を重ねていくことで緩和される傾向にあるとのこと。

但是，这个生来就注定的“命运”随着年龄的增长会有缓和的倾向。

「好みのタイプを決める取捨選択の精度は、若いころほど厳しいもの。年を取るごとに“ストライクゾーン”は広がり、30代ごろからは相性以外にも、人間性でパートナーを選ぶことができるようになります」

“决定喜欢类型时取舍选择的精确度在年轻的时候比较严格。随着年龄增长，接受范围会变广，到了30代，除了投不投缘外，还会依据人品来选择伙伴”

男性の場合は「なるべく多くの子孫を残す」という生物としての戦略上、色々なタイプの女性と恋ができるような仕組みになっている。そのため、相手から「好き」と言われれば釣られるように好きになったり、ときには「いい人だなぁ」と思ったりするだけで結婚ができるケースも考えられるのだとか。

男生的话，基于“尽可能多地留下子孙后代”这种生物战略，形成了可以和各种类型的女生恋爱的构造。因此，对方说“喜欢”的话，便会像上钩一般也喜欢对方，或者有时候仅仅觉得“这个人不错”就会考虑结婚。

反対に女性は、相性が悪い相手を簡単に受け入れるわけにいかないため、俗に「フェロモンセンサー」とも呼ばれる、HLA遺伝子の匂いを嗅ぎ取る「鋤鼻器官（ヤコブソン器官）」と、その情報を受け取る脳の感覚野の機能が男性に比べると高め。センサーの感度のピークは25歳とされており、その精度は1000人の中からたった1人を選ぶ程度という厳しさだ。

相反女生的话，因为不能简单接收非投缘的对象，所以一般来说，获取被称为“费洛蒙感应器”的HLA遗传因子的味道的“锄鼻器官（yakobunn器官）”和接受这个信息的脑部感觉区的机能比男生的要发达。感应器感知的顶峰期在25岁，其精密度是1000人里选1个如此严厉。

しかし、黒川さんの元に寄せられた2000件超の恋愛相談のデータを分析すると、30歳を過ぎてもマッチングしない女性には急激に「妥協」の傾向が現われるという。

但是，在黑川分析了寄来超过2000件的恋爱咨询数据，表明过了30岁后还没找到匹配对象的女生急剧出现了“妥协”的倾向。

この傾向について、「『このままでは一生相手が見つからないかも！』と焦った脳が、戦略を変えてセンサーの感度を鈍化させているのでは」と黒川さんは推測。とくにアラフォーの女性はセンサーの感度が弱まるのか、妥協の傾向が他の年代と比較して顕著になり、激しい恋には落ちなくとも、人間性の良さだけで結婚できる確率が高まるのだという。

关于这一倾向，黑川推测道，‘再这样下去一辈子都找不到对象了！’有着这种焦虑的大脑改变了战略，降低了感应器的感知灵敏度”。尤其是40代的女性，或许感应器的感知灵敏度太弱，所以和其他年代的人相比，妥协的倾向更为显著，即使没有轰轰烈烈的恋爱，只要对方人品好就可以结婚的比率大大提高。

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