中国経済が世界最大かつ最も成長が速いマーケットであることは広く知られているが、その消費パワーの源泉に何があるのかはあまり語られていない。それは単なる放蕩や物質主義なのだろうか。筆者はそこに現代の欧米諸国には見られない、社会的、文化的要因があると考える。そのポイントを4つにまとめてみた。

众所周知,中国是世界最大、发展最快的市场,但是其消费力的源泉在哪,这方面不怎么被提及。是否只是单纯的放纵、物质主义呢?笔者认为这里有着在现代欧美各国见不到的社会、文化要因。在此总结了4点。

1. 自由を確認するための消費|为了确认自由的消费

消費によって自由を確認し、自身を表現したい欲望が中国にはある。消費を通じて世界を開拓し、ライフスタイルの選択を試みることができる。フランスへ行かずともフランスのワインを味わい、米国まで行かなくとも上海ディズニーランドを楽しめる。中国は貧困から抜け出して、まだ一世代しか経っていない。消費によって自由を確認したい思いは、オンラインショッピングへの情熱につながっている。

在中国有着想通过消费来确认自由、表现自我的欲望。通过消费开拓世界,尝试选择多样的生活方式。即使不去法国也能品尝到法国的红酒,不去美国也能在上海迪士尼玩耍。中国脱贫才过去一个世代。想通过消费确认自由的想法和网上购物的热情有所关联。

2. 成功を誇示するための消費|为了炫耀成功的消费

米経済学者のソースティン・ヴェブレンは、”誇示的消費”という概念を広めた。消費はもはや必要性のみによってなされるのではなく、収入に余裕があり思うように生活を楽しんでいることを示す方法になっている。ナイキのシューズやスマートフォン、上品な洋服は、個人のアイデンティティ代弁するものなのだ。中国の若い消費者に特にこの傾向が強い。

美国经济学家·ThorsteinVeblen曾宣传过“炫耀消费”的概念。消费不再只是因为需要,已经变成体现收入有余并开始享受生活的方法。耐克的鞋子、智能手机、高端的服装、体现个人身份的东西等等。尤其是中国年轻的消费者在这方面有很强的倾向。

3. 自分中心の消費|自我为中心的消费

一人っ子政策によって大半の中国人は兄弟、おば、おじ、いとこを持たない。欲しいものがあれば自分で買う、ミーイズムが形成されている。その最大の象徴が中国のシングルデー(11月11日)で見られる消費の爆発だ。シングルデーはバレンタインデーとは違い、自分が欲しいものを買う傾向が強い。EC大手のアリババはシングルデーのセールで178億ドル(約2兆円)近い売り上げを記録した。

因为计划生育的政策导致中国大半部分的人没有兄弟姐妹、姑姑小姨、叔叔舅舅、堂表兄弟姐妹。有想要的东西就自己买,形成了自我主义。最能体现这一点的是中国的光棍节(11月11日)时可见的爆发式消费。光棍节和情人节不一样,大家购买自己想要的东西的倾向较强。EC的大型企业阿里巴巴光棍节的销售额达成了将近178亿美元(约2兆日元)的记录。

4. 集団主義が生む消費|集团主义产生的消费

人間はみなグループイベントに参加するのが好きだ。取り残される恐怖は文化を超えて存在するが、筆者はこの傾向は儒教文化を持つ中国で欧米よりも強いと見ている。ソーシャルメディアが集団志向をさらに強化し、ショッピングと食事を集団のイベントにする。小売業者は休日のセールや共同購入、そのほかのプロモーションを通じて、やはり集団志向を強化する。

人们喜欢参加集体活动。被剩下的恐惧已经是超越文化的存在,但是笔者认为这个倾向在有着儒家文化的中国比欧美国家体现得更为强烈。社会媒体更加强化了集体主义,把购物、饮食都变成集体的活动。零售商通过在休息天销售、共同购买等促销活动,更是强化了集体主义的概念。

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