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すす払いは一年の厄を除き、正月に備える習わしだ。〈煤掃(すすはき)に用なき身なる外出(そとで)かな〉松本たかし。黒い顔が動き回る間、老人や病人、子供らは別室や戸外に待避した。ずぼらなだけの「すす逃げ」もあったらしい。

“去尘秽”是扫除一年的厄运,迎接正月的习俗。“无力扫尘埃,只身出门外”——松本隆。满面灰尘的忙碌中,老人或病者,还有孩子们都躲避到其他房间或户外。似乎也有只是形容灰尘的“避尘”一词。

冬晴れの午後、開け放った戸障子から外気が流れ込み、汗を冷やす。そんな肌の記憶で大掃除を思い出す人もいるだろう。機械も洗剤もない時代は、雑巾(ぞうきん)にバケツ、ほうきたわしなどの小物が戦力だった。

冬日放晴的午后,从打开着的正门屏风吹进的冷风,让汗津津的身体顿感凉爽。肯定还有人确切的记得大扫除的经历吧。在那既没有机械也没有洗剂的年代,光靠毛巾,水桶,扫帚,和炊帚等小道具与污垢作战。

たわしの先駆「亀の子束子(たわし)」が世に出て1世紀だという。女性が扱いやすいようにと、こぢんまりU字形に丸めた形が考案されたのは1907(明治40)年。東京の製造元は「発明100年」とする。

据说炊帚的先驱“小龟炊帚”现世有一个世纪了。为让女性方便使用,早在1907(明治40)年就被设计成为别致的U字形的椭圆形状。东京的制造商称“发明100周年”。

スポンジに主役を譲るまで、無数の亀の子が昭和の台所をピカピカにした。みかん色の包装には今も、天然素材、快適定番、品質本位と自信の4字が弾む。山を愛する同僚は、冬山必携の品だと言う。服や道具の雪払いに重宝するそうだ。

在小龟炊帚退位,海绵成为主角之前,无数的小龟让昭和的厨房焕然一新。橘黄色的包装至今都扑闪着“天然材料”、“舒适耐用”、“品质本位”、和“自信自强”的4字标语。喜爱登山的同事,更将此物说成“登山必备之物”。看样子的确是清除衣物和装备上落雪的宝贝呢。

純な雪には程遠く、豊かな生活からにじみ出る汚れは毒気さえ帯びてきた。清める側も科学で武装した。その一つ、ダスキンが募った「大掃除川柳」に〈大掃除あしたあしたで大晦日〉。どん詰まりでも、毎年するから意味がある。積年の汚れはいずれ「地色」になりかねない。

和单纯的雪花完全不同, 来自富足的生活渗出的污物竟带着毒气。清扫的人不得不用科学装备来武装自己。DASKIN公司募集的“大扫除川柳”中有一句“明天大扫除,明天大扫除,一晃就是年三十”。此句透着大扫除即便没有事前计划,但确实是每年例行的事情。(不到扫除的话),长年累月的污渍难免成为清一色的“原色”。

食品偽装、年金消滅、身内殺害、防衛利権……。ことしも、これを限りに一掃したい4字があふれた。社会の汚れ、政治のよどみは、人の手と亀の子ぐらいで足りるうちになんとかしたい。国民に「すす逃げ」はないと覚悟を決めて。

食品伪装,年金消减,至亲杀害,防卫利权……这些令人目不暇接的4字,也是今年欲一扫而空的对象。对于社会的污渍,政治的顽垢,趁着人手和小龟充备的期间,总觉得要做点什么。应当觉悟的是:国民里是没有“避灰”一词的。