2008年05月23日付 鸟类的 “迷途”
翻译:天声人语翻译讨论小组 整理解说:sayen
▼人類初の動力飛行に成功したライト兄弟の兄は、なかなか機知に富んでいた。成功後にスピーチを求められると、立ち上がって「みなさん、おしゃべりな鳥オウムは、上手に飛ぶことができません」。そう言って話を短く切り上げたそうだ。
人类动力飞行初次成功的莱特兄弟中的哥哥,是一个极富机智的人。在发明成功后被要求发言的时候,他站起来说“诸位,会说话的鹦鹉却不擅长飞行。”就这样简短地结束了发言。
▼その兄も、「おしゃべりな鳥」の雄弁に脱帽かもしれない。千葉県流山市で、オウムの仲間のヨウムが迷子になった。警察に保護されると、自分の名前や住所をしゃべり、無事に飼い主のもとへ戻った。
但现在,这位哥哥也许要向“能说会道的鹦鹉”致敬了。在千叶县流山市鹦鹉同类的洋鹉走丢了,在警察的保护下,它说出了自己的名字和住址,安全地回到了主人身边。
▼名前は「ナカムラヨウスケ」、住所は「ナガレヤマシ……」と地番まで正確に話したそうだ。あいさつばかりか、「はとぽっぽ」と童謡も歌う達者ぶり。ヨウスケくんは上手に飛ぶ必要もなく、車で悠々と帰って行った。
据说洋鹉不仅说出名字叫“中村洋介”,住在“流山市……”,还正确地说出了门牌号码。不仅会和人打招呼,甚至还会唱童谣“咕咕叫的鸽子”。“洋介”用不着飞得很好,它坐着轿车悠哉悠哉地回了家。
▼飛び上がるのが下手な鳥に、絶滅危惧(きぐ)種のアホウドリもいる。よたよたと不細工である。そのヒナ4羽が、小笠原諸島の聟島(むこじま)から巣立ったと知らせが届いた。火山活動が心配な鳥島で生まれ、2月に人の手で移住したヒナたちだ。
不擅长飞行的还有濒临灭绝的信天翁。走路都笨头笨脑跌跌撞撞。刚收到消息,有4只雏鸟还没有长全,就离开了小笠原聟島的窝。这4只小鸟诞生在火山活动频繁的鸟岛,今年2月人帮助它们搬到的聟島。
▼こちらは、迷子にならぬよう、人工衛星に手厚く追跡されている。成長すると広げた翼は2メートルを超す。いったん飛び上がれば、舞い姿は雄大だ。数年後には聟島に戻り、子孫を増やす期待をになう。
为了不让他们迷路,人们通过人造卫星进行追踪保护。长大后张开的双翼将会超过2米,一旦飞上天空,它们飞舞的姿态也是非常的壮观。在它们身上承担着数年后返回聟島,繁衍子孙的重任。
▼アホウドリはかつて乱獲で激減した。時代は変わったが鳥たちの受難は続く。国際自然保護連合は先ごろ、世界の約1万種のうち1226種に絶滅の恐れがあると公表した。生息環境を失い、温暖化に追われ、多くの鳥があえいでいる。心なごむニュースに微笑しつつ、わが日常の責任を省みる。
信天翁曾一度因为胡乱捕猎而数量剧减。尽管时代变迁,但是鸟类们的灾难却仍在继续。国际自然保护协会先前公布,世界上1万多种鸟类中有1226种有濒临灭绝的危险。失去了生存的环境,受地球变暖的影响,很多鸟类处境艰难。当我们微笑着面对这些令人欣慰消息的同时,也需要反省一下平时自己应该负起的责任吧。
解说:
背景知识:国際自然保護連合(IUCN = International Union for Conservation of Nature and Natural Resources)は、1948年に創設された、国際的な自然保護団体である。国家、政府機関、NGOなどを会員とする。本部はスイスのグランにある。日本は1978年に環境庁が日本の政府機関として初めて加盟、1995年に国家会員として加盟した。また、日本国内の18団体(NGOなど)が加盟している。1993年には、旭硝子財団よりブループラネット賞が贈られた。 更多翻译讨论尽在天声人语翻译讨论小组
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