2008年07月02日付 物价飞涨下的吝啬鬼
翻译:戛然窒息、dududeniang、luo_nannan 整理解说:young忧雪
▼けちん坊の出てくる落語は数多いが、きわめつきは『しわい屋』だろう。登場人物のけちっぷりは、すさまじい。なにせ梅干し1個で、何杯でもご飯を食べてしまう。
讲述吝啬鬼的单口相声很多,被公认的应该是《小气鬼》吧。主人公的小气程度实在是惊人。总之,就着一个咸梅干,一下可以吃好几碗饭。
▼梅干しを目の前に置いて、食べずにじっとにらむ。そうして、わき上がる「酸っぱい感じ」をおかずにご飯をかきこむ。にんまり呆(あき)れるような「倹約談」が、次から次へと繰り出される。
这个人把咸梅干放在面前,不吃而是紧紧盯着它看,然后就着喉咙里涌出的酸味往嘴里扒饭。如此令人目瞪口呆发笑的“节俭言谈”一个接一个地蹦出来。
▼その倹約をいま、切実なものに考える人は多いだろう。7月の声を聞いて、物価の高騰はいよいよ厳しい。電気とガスは昨日上がった。ガソリンは1リットルあたり180円を超える店が出た。命の綱の食べ物も、油にマヨネーズ、チーズに生めんなど、続々と値上げを控えている。
现在切实考虑这种节俭的人应该很多吧。据说,7月的物价飞涨还会愈演愈烈。电费,燃气价格昨日上调。汽油有的地方一公升卖价超过了180日元,从食用油到蛋黄酱,从奶酪到湿面,生命之本的食物也面临着持续涨价。
▼歴史は繰り返すらしい。1973年の第1次石油危機で、物価は跳ね上がった。次の年に「狂乱物価」という言葉を生んだのは、福田首相の父親の赳夫蔵相(当時)である。ちなみにガソリンは1リットル約100円。石油危機をきっかけにサミットも始まった。
历史仿佛重演了。1973年第一次石油危机导致物价飞涨。紧接着第2年,福田首相的父亲赳夫财政部长提出了“物价飞涨”的说法。当时每升汽油为100日元。以石油危机为契机,多方会谈也开始了。
▼いま、洞爺湖サミットを前に「第3次石油危機」の言葉が飛び交う。原油と食糧の暴騰が世界を脅かす。うごめく投機マネー、中国やインドの経済大国化など、世界の姿は前よりずっと複雑だ。
现在,洞爷湖首脑会议召开之际,“第3次石油危机”的言论已经炒得沸沸扬扬。原油和粮食的价格激增威胁着整个世界。蠢蠢欲动的投机商人,中国印度经济腾飞等等,世界局势远比以前复杂了。
▼赳夫氏は当時、日本経済の混乱を「全治3年!」と言って手を打った。片や康夫首相が、物価高を「しょうがない」といなしたのは忘れがたい。今は『しわい屋』ならずとも生活防衛に励むしかない。暑ければ窓を開けて、米の飯に舌鼓。倹約の向こうにスローな暮らしが見えてきたら、もうけものである。
赳夫当时承诺说,“3年恢复”日本经济的混乱。而这一方,康夫首相却用“无能为力”来躲开物价飞涨的难题。实在是令人难忘。现在就算不变成吝啬鬼,也不得不苦心经营生活。热了就打开窗,和着清新空气,对着米饭吧嗒吧嗒嘴。如果就此看到人们站在节俭的角度上放慢生活节奏的话,也算是个意外收获吧。
解说:
『しわい屋』节选: あるけちな男、うなぎ屋の隣へ引っ越してまいりますと、毎日毎日、うなぎを焼く匂いを嗅ぎまして、「クンクン、ああ~いい匂いだ」なんてんで、この匂いをおかずに、ご飯を食べておりますと、月末になりまして、うなぎ屋の主人が、隣に住んでいる男に勘定書を付き付けた…。全文参照>>> 更多翻译讨论尽在天声人语翻译讨论小组
人民中国(日文月刊)杂志社官方授权 欢迎订阅 >> 翻译好帮手:卡西欧电子词典EW-V3800H(英汉日版)
|