2008年07月04日付 由烧烤鳗鱼伪装事件想到
翻译:aicn、young忧雪、心香 整理解说:young忧雪
▼炎暑の街に、かば焼きの香の漂う土用が、今年も近い。万葉の昔から、日本人はウナギに目がない。だが生態には謎が多かった。どこで生まれるのかも分からない。形とぬめりの連想から「山芋変じてウナギになる」と言われたりした。
盛夏伏天的街上,烤鱼飘香,今年这样的季节也不远了。有史以来日本人对鳗鱼特别钟爱。但是,生态中往往有许多解不开的谜。(鳗鱼)产于何处也无人得知。曾经有人说,从它的外形和粘滑身体联想到,“鳗鱼是由山芋摇身变的”。
▼古代ギリシャの哲人アリストテレスも首をひねった。悩んだ末に、泥の中の「大地のはらわた」から生まれると書き残している。はるか後世を騒がせるウナギの「素性問題」に、天上で驚いていることだろう。
古希腊哲人亚里斯多德(Aristotels)对此也是百思不得其解。左思右想留下这么一句话:(鳗鱼)来自于泥土中“大地的肠子”。倘若他在天上有知,对于这个在遥远的后代中引起骚动的鳗鱼“身世问题”会很是吃惊吧。
▼きのう、中国産を国産と偽って売っていた業者に強制捜査の手が入った。「偽」の字ずくめの当節だが、今回の「偽」は目にあまる。手口は大胆、巧妙。隠蔽(いんぺい)は細心。さらには「口止め料」とかいう1千万円。「つい出来心」の悪事とはだいぶ違う。
昨天,(有关部门)强制搜查了将中国产鳗鱼混充国产鳗鱼卖的商家。虽然当今满眼都是“假”字,但是这回的作假却实在令人看不下去。手法大胆、巧妙,隐藏工作做得很仔细,甚至还有所谓的一千万日元的封口费。这就不能说是因为一时冲动而做出来的坏事了。
▼国産のかば焼きは中国産より2~3倍高い。表示を変えれば、在庫をさばけるばかりか、ぼろい利ざやが転がり込む。「国産」の安心感で財布のひもを緩めさせ、裏で舌を出していたか。詐欺と言っても言い過ぎではない。
国产烤鱼片比中国产的价格要高出2~3倍。所以只要改下标识,不仅能使库存鳗鱼热销,还能毫不费力地大赚一笔。商家利用人们对“国产”能够安心购买的心态使其打开腰包,并且还在暗自嗤笑吧。这种行为将其称之为诈骗也毫不为过。
▼〈蒲焼(かばやき)は隣りだと知る靴を脱ぎ〉と川柳にある。帰宅したお父さんの鼻を、香ばしい匂(にお)いがくすぐる。勢いづいて玄関を開けると、匂いは残念、わが家ではなかった。そんな図を詠んだのだろう。かつてウナギは特別なごちそうだった。
川柳中有这么一句诗:脱鞋进屋方知鳗香自邻家。这句话大致描写了这样一番情景吧。刚到家的父亲被香味熏得鼻子痒痒,于是精神大振打开门,结果可惜了,香味不是自己家的。过去鳗鱼是很特别的一道菜肴。
▼いつしか、ありがたみは薄れ、世界で食べる約7割が日本人の胃袋に収まる。そのまた7割が中国産だが、産地をごまかされたら、一般人の舌に違いはわかるまい。ほかは信用していいのか。暗雲は、梅雨が明けても晴れそうにない。
不知不觉中,这种受惠感变弱了,世界鳗鱼消费量中日本约占了7成。另外,虽然其中70%是中国产,但伪造产地的话,一般人的舌头是辨不出真伪的吧。其他的商家还能相信吗?看样子就算梅雨过去,乌云也没有散去的迹象。
解说:
1、川柳:(せんりゅう)江戸中期に発生した雑俳の一。前句付けの付句が独立した17字の短詩で、その代表的な点者であった初世柄井川柳の名による。季語や切れ字などの制約はなく、口語を用い、人生の機微や世相·風俗をこっけいに、また風刺的に描写するのが特色。川柳点。狂句。(由十七个假名组成的诙谐,讽刺的短诗)
2、日本每年都有一个鳗鱼节,这一天,日本列岛家家户户都吃鳗鱼饭,大街上到处飘散着鳗鱼的香味。说日本是最爱吃鳗鱼的国家,一点也不为过。这一方面与日本四面环海,生活中吃鱼较多有关;另一方面,鳗鱼细腻的口感、极高的营养价值,也是让日本人对它极为推崇的原因之一。 新闻背景>> 更多翻译讨论尽在天声人语翻译讨论小组
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