贫富差别 谁来缩小

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没して8年になる詩人の石垣りんさんは、高等小学校を出て銀行に入った。一家を支えて働きながら詩を書いていた。「月給袋」という詩は、こんな書き出しだ。

故世8年的诗人石垣凛先生自打高小一毕业便进入了银行,为了维持一家的生计,一边工作一边还要进行诗歌创作。题为“月薪袋”的诗歌就是这样开头的。

〈縦二十糎(センチ)/横十四糎/茶褐色の封筒は月に一回、給料日に受け取る。/一月(ひとつき)の労働をにかけた、その重みに見合う厚味(あつみ)で/ぐっと私の生活に均衡をあたえる/分銅のような何枚かの紙幣と硬貨……〉。報酬とは、注ぎ込んだ時間と労力の価値を表す「分銅」に他ならない。

<高二十厘米/宽十四厘米/茶褐色的信封将在发薪日那天收到,每月一回/把一个月的劳动放在秤盘上,用这份与此份量相等的厚重/给我的生活予 以均衡/这就是宛如砝码般的几枚纸币和硬币……>。所谓薪金,就是表示倾注了时间和劳力之价值的“砝码”,除此之外别无它物。

ならば、この分銅はあまりに軽い。全国平均で737円という最低賃金(時給)である。まじめに働いても生活保護水準を下回ることもある。これでは意欲もなえよう。人というものを買い叩きすぎていないか。

倘若如此,那么这砝码的份量则过于轻微。全国平均最低薪金(小时报酬)为737日元。即便是努力工作则往往还是处于生活保障水平之下。如此状况恐怕将造成意欲的萎靡不振。不知道对于人的使用是否过于廉价了呢?

最低賃金は都道府県ごとに定められ、毎年夏に厚労省の審議会で目安を決める。それが平均でたった7円の引き上げにとどまった。1日8時間で56円の増では、の涙にもならない。

最低薪金是先由各个都道府县自己制定,每年夏季再由厚生劳动省审议会决定基准。最终标准平均也只止步于上浮7日元,如果按1天8小时可增加56日元来看,也只不过像是麻雀的眼泪少得可怜。

貧困問題に詳しい湯浅誠さんに聞くと、そもそも最低賃金は家計を助けるパートやアルバイトを想定していた。しかし時代は変わり、これで生計を立てている人は少なくない。いわば「小遣いの基準を賃金にあてているようなもの」だという。

据对于贫困问题十分了解的汤浅诚先生介绍,最低薪金从一开始就只是根据为家用开支提供帮助的小时工和临时工而设定的。然而,时代变了,现在已有不少人须以此来维持生计。听说,这就是所谓的“将相当于零花钱的基准充当薪金的群体”。

企業が悪い、と叫ぶつもりはない。だが資源に恵まれない日本の最大の資源は、額に汗する「人」ではなかったか。千分の1秒の金融・証券取引で巨富を手にする仕組みの一方、大勢が「1時間7円」に泣く図はいびつだ。格差を縮める政治の意志は、どこにある。

在此并不想大声疾呼,企业太坏!但是,资源拮据的日本最大资源不正是满头大汗的“人”吗?一方面是采用以千分之一秒计的金融•证券交易便可获得巨额 财富的架构,而另一方面则是大多数人还得为这“1小时7日元”而欲哭无泪,这样画面简直太不正常了。可缩小这种差别的政治意志又在哪儿呢?

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