古巴危机 五十周年

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のちに「人類が核戦争の瀬戸際に立った13日間」と言われたキューバ危機から、半世紀がたつ。1962年のきょう、ケネディ米大統領はキューバ沖の海上封鎖を宣言する。ぎりぎりの緊張の中で米ソが核兵器のボタンに手を触れかけた、背筋の寒くなる現代史である。

古巴危机日后被称为“人类站在核战争边缘的13天”,至今已过去了半个世纪。1962年的今天,美国总统肯尼迪宣布从海上封锁古巴海面。在此千钧一发的紧急情况下,美苏已经把手放到了即将触动的核武器按钮上了,这就是令人后背发凉的现代史。

大統領の弟、ロバート司法長官(当時)によれば、最大の難場で大統領の顔は引きつり、苦悩のため両目はほとんど灰色に見えたという。地球上の人々の生死に責任を負っているのを、ケネディは自覚していた。

据总统的弟弟,司法部长(当时)罗伯特回忆说,在最为艰难的这段时间里,总统一直耷拉着脸,由于苦恼看上去两眼发灰。因为肯尼迪明白,他的身上肩负着决定地球上人类生死的责任。

もし引き金が引かれていたら、犠牲は米ソと欧州で最悪2億人を超えたともされる。「人類は戦争に終止符を打たねばならない。さもなければ戦争が人類に終止符を打つ」。よく知られるケネディの言葉は誇張でも何でもなかった。

倘若按动了按钮的话,就美苏以及欧洲而言,牺牲最大能超过2亿人。“人类必须终止战争,否则,战争就将终止人类”,肯尼迪的这句家喻户晓的名言绝非夸大其词危言耸听。

時は流れて冷戦時代の幕は閉じたが、核廃絶への歩みは遅々として進まない。米大統領選でも議論の低調ぶりが伝わってくる。雇用などの内政に追われて「核」はテーマにも票にもなりにくいようだ。

似水流年,尽管冷战时代的帷幕已经闭合,可是通向废除核武器的道路却举步维艰。在美国总统大选的辩论会上,争论也显得那么的低调。看来在雇用等内政的困扰之下,“核武器”不但未能作为话题,也不能为双方增添选票。

しかし、2人の候補はずいぶん違う。オバマ氏は「核なき世界」の理念を掲げ、ロムニー氏は核戦力の維持と最新化を唱える。国威が衰えたとはいえ、この国のトップが、世界を左右しうる最たる人物なのは変わらない。

然而,这2位候选人的观点却截然不同。奥巴马高举“无核世界”的理念,而罗姆尼却极力主张维持核战斗力和核武器最新化。即便国威有所衰弱,可该国首脑仍然是能够左右世界的顶级人物,这一点并未改变。

こと核問題に限らず、中東にせよアジアにせよ、自分も投票できたら、と思う人は少なくあるまい。そのことへの想像力を、どちらの候補が持ちうるか。選ぶ米国の有権者にも、世界への責任の一端がある。

总之,不仅仅是核问题,对于除此之外的中东或亚洲,有话要说者绝不在少数,倘若自己也能投票的话。那么,究竟哪一位候选人对于这些问题具有一定的想法呢?看来拥有选择权的美国选民身上也维系着对于世界责任的一端。

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