教育改革 正面做起

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「象牙の塔」にも例えられる権威や閉鎖性のゆえか、大学は往々、皮肉めいて云々されてきた。評論家の大宅壮一は、戦後の新制大学を「駅弁大学」と揶揄した。駅弁を売っている駅のある所は大学があるという、急増ぶりへの当てつけである

或许是因为被比喻的权威性以及封闭性的原因吧,大学往往被讽刺性地评说为“象牙塔”。评论家大宅壮一曾将战后的新制大学调侃为“月台盒饭大学”。意思是说凡是销售盒饭的车站,当地就设有大学,针砭大学剧增的现象。

その後、「女子大生亡国論」というのもあったし、筆者の学生時代には「レジャーランド化」とたたかれた。むろん、もっと高尚な批評もあって、三木内閣時代に民間から文部大臣になった永井道雄は「いまの学校は西洋の中世末期の教会に似ている」と評したそうだ

这之后又出现了“女大学生亡国论”,在笔者的学生时代甚至还批评是“游乐场化”。当然,也有更为高尚些的,例如,三木内阁时代从民间升任文部大臣的永井道雄就曾批评说,“现在的大学与西方中世纪末期很相似”。

中世の末期、教会は金集めのために免罪符を乱発した。教会が栄えて宗教は衰えた時代といわれる。永井のたとえは、免罪符を「卒業証書」に置き換えて、学校のありようを憂えたものであったらしい

中世纪末期教会为了募集资金便乱发免罪符,这就是被称为繁荣了教会衰败了宗教的时代。永井的比喻就是将免罪符置换成了“毕业证书”,表示出了对学校状况的忧虑。

似たような憂いに、田中真紀子文科相が駆られるのは分かる。いまや大学は全国で800近くに増え、一方で少子化が進む。私大の4割は定員を割って、「広き門」を入ってくる学生の学力はおぼつかない

我们理解田中真纪子所抱有的相似忧虑。如今全国大学增加到将近800所,而另一方面少子化却日益严重。有4成私立大学超员,走入这“宽泛之门”的学生,其学力颇受置疑。

それは分かるが、来春開校予定の3校を不認可にしてしまっては「暴走大臣」だろう。一般論で一理あっても、3校に落ち度はない。ちゃぶ台返しをリーダーシップと勘違いしては困る。将来のための変革を言うなら、正面から変えてほしい

这一点尽管人人心知肚明,可是因此就对明春计划建校的3所大学不予认可,这恐怕有些“武断大臣”的味道。即便就一般而论有其道理,可这3所学校并没有什么过错。将横加干涉误认为是领导能力这就麻烦了。倘若是为了将来谈改革的话,希望直接从正面改起。

昨今、大学は就職予備校のようになり、本来の教育が空洞化しているともいう。憂える人は多いはずだ。一石投じたのを良しとして、覆水を盆に返す手も、なくはなかろう。

目前,大学几乎成了就业预科,也可以说真正意义上的教育正在空洞化,为此而忧心忡忡者大有人在。即使可以投石问路,可是也不见得就没有收回覆水的办法。

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