印花税制 业已过时

めったに見ることはないが、ふと気になった。収入印紙のことである。たとえば大勢での飲み食いが3万円を超え、領収書をもらってみると、200円と書かれた切手のようなものが貼ってある、あれだ

这是一个不经常看到的东西,不过偶尔发现反倒使人格外留意。这就是印花税。例如,多人消费又吃又喝的,花销超过了3万日元,拿来结帐单一瞧,上面还贴着一个印有200日元字样像邮票似的票签,就是那玩意儿。

最近のニュースに、印紙税2億円あまりの納付漏れというのがあった。国税当局がある銀行に指摘した。住宅ローンを申し込んだ顧客に送る「審査結果のお知らせ」に、印紙を貼っていなかった。銀行側は貼る必要がないと理解していたようだ

最近有一条新闻,说是国税当局揭露了某银行漏交了2亿日元的印花税。颁发给申请住房按揭客户的“审查结果通知”上没有粘贴印花税的票签。不过,好像银行方面则认为没有粘贴的必要。

調べてみると、似たような例はいくつもある。悪質な脱税というよりは、勘違いやうっかりミスが多い。不動産売買契約書、受取書、手形、株券……。貼るのはどれで、貼らなくていいのはどれか、わかりにくいのが原因らしい

经调查发现,类似案例还真有不少。其中大多为认识误区及疏忽大意造成,而不一定是恶意逃税。不动产买卖合同、收据、信用透支、股票······等诸多票据里,该粘贴的是哪些?不用粘贴的又是哪些?还真闹不太清楚,这就是原因之一。

明治の初めにできた仕組みである。農民だけでなく、商工業者からも税金をとる狙いだったという。さまざまな取引の際に作られる「文書」が課税の対象だ。長く続いた制度だが、さすがにもう時代遅れだから見直そうという声があがっている

这一体制从明治初期就开始施行了,旨在征收税金,不仅针对农民,也针对工商业者。在进行各种交易时制作的“文件”便属于课税对象。尽管这是一项长期以来一直执行着的制度,可确实已经落后于时代,因此要求改善的呼声不断高涨。

たとえばクレジットカード利用や電子商取引が増えているが、これらは非課税になる。同じ取引なのに不公平だ。またペーパーレス化に追いつけない中小企業には不利になる。とりわけ領収書などに課税するのは消費税との二重取りではないか

例如,使用信用卡消费及电子商务交易大大增加,这些都不征税。同样是交易,这显得很不公平,而且对于那些尚未受到无纸化办公冲击的中小企业极为不利,总而言之,他们认为对于收据等凭证征税不就是在征收消费税的基础上的双重征税了吗?

いろいろな議論がある。要は「公平、中立、簡素」という税の三原則にかなっているか。説明しにくい点が生じてきているのは確かなのだから、すっきりさせてはどうか。

各种观点争论不休,主要是看它是否符合“公平、中立、简便”的税收三原则。的确是产生了一些难以解释之处,正因为此把它搞搞清楚岂不更好。

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