美化語

物事を美化して述べるときに使用する言葉です。

例)

「水」→「お水」
「料理」→「お料理」
「花」→「お花」
「酒」→「お酒」
「まんじゅう」→「おまんじゅう」

注意!

美化語の「お」や「ご」は、他の敬語と性質が異なる尊敬語の「お名前」は行為者や所有者を立てるものであり、謙譲語1の「お手紙」は向かう先を立てるものです。また謙譲語2や丁寧語は相手を立てるために用いるものです。

美化語

即说话时美化事物使用的语言。

例:

“水”→“お水”
“料理”→“お料理”
“花”→“お花”
“酒”→“お酒”
“まんじゅう”→“おまんじゅう”

注意!

美化语的“お”或“ご”与其他敬語性质不同,如尊敬语“お名前”是为了抬高行为人和所有人。自谦语1的“お手紙”是为了抬高对方,而自谦语2和郑重语是为了抬高听话人使用。

「お」や「ご」の使い方

使い分けの原則

訓読みの和語には「お」をつける例)名前→お名前

音読みの漢語には「ご」をつける例)氏名→ご氏名

「お」や「ご」を付けない単語:「お」や「ご」をつけない単語もあります。

「公園」「市役所」など公共の物や施設、「バッグ」や「ビール」など外来語が日本語化した名詞や果物の名称、役職や職業にも付けません。どちらかわからない場合や言葉が不自然な響きになると感じたらつけないほうがよいでしょう。

*公共の物や施設×お公園×お区役所×お県庁
*外来語×おビスケット×おリング×おバスケット
*果物×お葡萄×おリンゴ×お柿
*役職や職業×お社長×お部長×お美容師

“お”和“ご”的用法

用法区分原则

训读的和语前加“お”例:名前→お名前

音读的汉语前加“ご”例:氏名→ご氏名

不加“お”或“ご”的单词:也有不加“お”或“ご”的单词。

在“公園”“市役所”等公物及设施,“バッグ”或“ビール”等外来语在日语化后的名词或水果名称,以及职位或职业等前面不加。不知道是否需要加,或者觉得词语发音不自然时,都最好别加。

*公物及设施:×お公園×お区役所×お県庁
*外来语:×おビスケット×おリング×おバスケット
*水果:×お葡萄×おリンゴ×お柿
*职务或职业:×お社長×お部長×お美容師

身内尊敬語

「尊敬語」は相手側の動作を高める言葉、「謙譲語」は自分をへりくだる言葉です。慣れないうちは相手の動作に謙譲語を使ったり、自分側に尊敬語を用いたりしてしまうこともあるでしょう。

例えば内定先の人事担当者から「あなたのゼミの教授がおっしゃっていましたね」と言われて、「はい。教授がおっしゃっていました」のように、本来は身内に対する話題なので謙譲語にすべきところを、つい相手につられて尊敬語をつかってしまうことがあります。これを身内尊敬語といいます。

己方尊敬语

“尊敬语”是抬高对方动作的词语,“自谦语”是贬低自己的词语。没用惯的会将自谦语用于对方的动作,或者对己方使用尊敬语等情况。

比如内定公司的HR对自己说“你研讨会的教授说过的吧”,你回答“恩,教授说过。”这一情况下由于是针对己方人员的话题所以该用自谦语,结果却追随对方用了尊敬语。这就叫己方尊敬语。

間違いやすい敬語おっしゃると申す

×「はい。私どもの部長がそのようにおっしゃっておりました」
○「はい。私どもの部長がそのように申しておりました」

物敬語

間違いやすい敬語ございますねといらっしゃいますね

×伊藤さんはお茶でいらっしゃいますね。
○伊藤さんはお茶でございますね。

※お茶などの物に対して尊敬語は使用しません。

他者謙譲語

間違いやすい敬語参っていますとお見えになっています

訪問してきたA社の森田さんのことを、上司に報告する場合。

×A社の森田様が参っています。
○A社の森田さんがお見えになっています。

※「参る」は「行く」「来る」の謙譲語ですので、相手に対しては使用せず、尊敬語を用います。

間違いやすい敬語ございますねといらっしゃいますね

×佐藤様でございますね。
○佐藤様でいらっしゃいますね。

※「ございます」は謙譲語。自分や身内に対して使用します。

相手に対しては尊敬語を用いるので、「いらっしゃいます」というのが正解。

易错的敬语:おっしゃる和申す

דはい。私どもの部長がそのようにおっしゃっておりました”
○“はい。私どもの部長がそのように申しておりました”

物敬語

易错的敬语:ございますね和いらっしゃいますね

×伊藤さんはお茶でいらっしゃいますね。
○伊藤さんはお茶でございますね。

※对“茶”等事物无需使用敬语。

对他自谦语

易错的敬语:参っています和お見えになっています

在向领导汇报拜访A公司回来的森田的情况时。

×A社の森田様が参っています。
○A社の森田さんがお見えになっています。

※“参る”是“行く”“来る”的自谦语,所以不能用于对方,而要用尊敬语。

易错的敬语:ございますね和いらっしゃいますね

×佐藤様でございますね。
○佐藤様でいらっしゃいますね。

※“ございます”是自谦语,用于自己及己方的人。对对方要用尊敬语,因此正确说法是“いらっしゃいます”。

二重敬語

間違いやすい敬語おっしゃられるとおっしゃる

×お客様がおっしゃられていました。
○お客様がおっしゃっていました。

※「言う」の尊敬語は「おっしゃる」です。それに「られる」をつけると二重敬語となるのでNG。

敬語を意識するあまりに必要以上に敬語を重ねないように気をつけましょう。

間違いやすい敬語なされるとなさる

×社長は外出なされていた。
○社長は外出なさっていた。

※「する」の尊敬語は「なさる」です。それに「れる」をつけると二重敬語となるので間違い。

間違いやすい敬語お召し上がると召し上がる

×お客様がランチをお召し上がりになった。
○お客様がランチを召し上がった。

※「食べる」の尊敬語は「召し上がる」です。これを「お召し上がりになる」とよく使われています。

「召し上がる」だけで敬語なので、その敬語に「お」をつけると『二重敬語』となり間違いです。

双重敬語

易错的敬语:おっしゃられる和おっしゃる

×お客様がおっしゃられていました。
○お客様がおっしゃっていました。

※“言う”的尊敬语是“おっしゃる”,再加上“られる”就变成双重敬语,所以不行。注意不要过分在意敬语,而非必要的重叠。

易错的敬语:なされる和なさる

×社長は外出なされていた
○社長は外出なさっていた

※“する”的尊敬语是“なさる”。再加上“れる”就变成双重敬语,所以错了。

易错的敬语:お召し上がる和召し上がる

×お客様がランチをお召し上がりになった。
○お客様がランチを召し上がった。

※“食べる”的尊敬语是“召し上がる”,常见用法是“お召し上がりになる”。“召し上がる”本身就是敬語,如果再加上“お”就变成双重敬语,那就错了。

日本語の敬語を身に付けることの大切さ

敬語は難しいと感じる人も多いと思います。近年、社内でのコミュニケーションは英語で話すという企業もありますが、まずは日本語を正しく美しく身につけた上で、英語などの外国語を身につけることをお薦めします。なぜならば、海外の人と会話をするとき、母国語のことを正しく説明出来る人と出来ない人とでは、第二印象での評価が大きく差がつきます。グローバルスタンダードの真の意味は、母国語や母国の文化などの知識を身につけた上で、世界の舞台でコミュニケーションをとることにあると考えます。

掌握日语敬语的重要性

可能有很多人觉得敬语难,近年有企业在内部沟通时用英语,不过我建议大家还是先掌握正确而美丽的日语,再来掌握英语等外语。为什么呢?因为和外国人对话时,你能否正确说明母语会在第二印象上产生很大差距。我认为全球化标准的真正含义是在掌握母语和本国文化知识的基础上,再在世界舞台上进行交流。

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