【経済のグローバル化が進む中、ビジネスやインターネットの世界で英語と触れ合う機会が増えている。ある大手メーカーでは、国際TV電話会議や英文メールのやりとりが急増。しかもその相手は、中国、ロシア中東など新興国、英語がネイティブでない人たちが多くなってきた。英語と向き合い始めた普通の技術者や営業マンたち。そこでは必ずしも綺麗な英語は不要、"ジャパニーズ・イングリッシュ"であっても自分の意見をはっきり言うことが求められるという。多様化する英語と、日本人はどう付き合えばよいのか、様々な意見も紹介しながら、考える。】

【伴随着经济全球化,在商务与网络世界中与英语接触的机会增加了。某大型制造商的国际电视电话会议以及英文邮件激增。而沟通对象是中国、俄罗斯、中东等新兴国家,就是说不是以英语为母语的人增加了。技术员和营业员们开始接触英语。英语不一定要说得多好,即使是“日式英语”也无妨,只要求能表明自己的看法。日本人该如何与多元发展的英语共存呢?我们来介绍不同的看法,并进行思考。】

海外拠点が増えた日本メーカーは、外資系ではなくても、英語が必要になっている。
海外の工場とのテレビ会議も英語が必要だし、メールも英語だから、英語の知識がないと仕事にならない。

海外分公司增加的日本制造商,即使不是外资企业,英语也成了必要工具。与海外工厂进行的视频会议需要英语,邮件也是英语,所以不懂英语就没法工作。

ただ、日本人の多くが恐れるような、完璧な英語が必要なわけではない。

不过,并非像多数日本人所害怕的,并不需要多么完美的英语能力。

それにうまく通じなかったり、相手の言うことがわからないときは、何度かやりとりして理解すればいい。相手も言いたいことを伝えたいわけだから、別の表現に言い換えてくれるし。

即使没能沟通,或是听不懂对方说的,这时只要多重复几次直到理解就好。由于对方也想表达想说的事情,也会换一种不同的表达方式。

ある会社の研修でも、「LとRの区別ができなくても、文章の中で理解してもらえる」 だとか、
「知らない表現は、別の表現に置き換えて、とにかく話す」という、考え方の転換を促していた。

某公司的培训中旨在转换思维方式,比如“即使无法区分L和R,只要在文章中能理解就行”,“不懂的表达方式换成别的表达,总之要动口说”。

また、目的意識と自信を持つことも強調している。
何のために英語を勉強するのか、それを理解すればモチベーションは違う。

此外还强调目标意识和自信。
明确学习英语的目的,能理解这一点就会产生积极性了。

それに、日本人訛りでも自信を持って話すことで、相手も対等な立場で扱ってくれるし。

即使说着一口带有日本口音的英语,只要带着自信,对方也会坦诚相待的。

私が在籍した研究室の構成は、日本人・中国人・ドイツ人と、全員が英語ネイティブではなかった。

セミナーなどで使う共通語は、それでも自然と日本語と英語になった。
それぞれ自分が英語だと思っている言葉を話していて、それで困ることは何もなかった。

我所在的研究室的成员有日本人、中国人和德国人,全都不是以英语为母语的人。
而在研讨会上使用的通用语自然而然的是日语和英语。
大家都说着自认为是英语的语言,但从没有因此而困扰过。

英語論文を投稿するときには、英文添削を受けて、ネイティブから見て違和感がないようにするが、
日常的な会話や、学会・セミナーでの発表であれば、そんなにミスを怖がることもない。

投稿英语论文时,让别人对英文做些修改,做到让以英语为母语的人看到不会感到奇怪。
如果是日常对话、在学会或研讨会上发言,也不用太过害怕出错。

仕事で使うだけではなく、海外報道を読むためにも、外国語知識があると便利だ。
それに外国語を勉強すると、日本語も大切にしようと考えるようになる。

这不只能用在工作上,还能阅读国外的报道,懂外语会很方便。
而且学习外语后,也会更重视日语。

関連するかどうかはわからないが、ゲーテのことばを引用しておこう。
"Wer fremde Sprache nicht kennt, wei? nichts von siener eigenen."
「異国の言語を知らない者は、自分自身の言語について、何一つ知らぬ。」

不知有否走题,想引用一句歌德的名言。
"Wer fremde Sprache nicht kennt, wei? nichts von siener eigenen."
“不懂异国语言者,对母语亦一窍不通。”

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