ユニット1
A
わたしが住んでいるところは、山の近くにあります。昔、ここは森や畑だったのです。
二十年くらい前に、ここに新しい町をつくられることになりました。
まず、そこにあった木をきって、広いみちをつくりました。そして新しい家をたくさん建てました。最後に、学校や銀行や郵便局などもつくられました。
今はこの町にたくさんの人が住んでいます。新しくてとてもきれいな町になったからです。
しかし、こまったこともいろいろあります。山に近い町で、駅が遠いのです。いちばん近い駅までバスで三十分もかかります。そのバスも、朝、会社や学校に行く時間以外は一時間に二本しかありません。車がないと生活するのはたいへんです。
また、若い家族がたくさん住んでいますので、子供がたくさんいます。近くの中学校では生徒が千二百人ぐらいもいて、たいへんだそうです。
でもやはり、わたしはこの町が好きなのです。夏は山登りができるし、近所の人たちも親切だからです。みなさん、暇なときにはせひ一度遊びに来てみてください。

文法のポイント
1、----ことになる
意味 団体や組織の決定を表す。
接続 動詞連体形/否定形+ことになる
例文 ① 運動会は来週の土曜日にすることになりました。
②今度の出張は田中さんが行くことになるだろう。
③今週の金曜日に、日本語のスピーチ・コンテストを行うことになりました。
④うちの会社は来月に、社内旅行を実施することになりました。
参照文型 ◇ ----ことにする
2、---まで
意味 時間や空間、また数量等の限界や終点及び物事の程度や極端や最大限度等を示す。
接続 体言+まで
例文 ① 午前の授業は12時まで終わります。/上午的课到12点结束。
②家から会社まで走っていきました。/从家跑步去了公司。
③そこまで言わなくてもいいでしょう。/可以不用说到那中程度。
④年寄りまで入れて5人しかいない。/就算加上老人也只有5个人。
参照文型 ◇ ----から
3、---しかない
意味
接続 名詞+しかない/動詞終止形+しかない
例文 ① 部屋の中には机と椅子しかない。
②家から学校まで歩くて5分しかかかりません。
③財布が盗まれたから、歩いて帰るしかない。
④お酒が飲めないから、お茶を飲むしかない。
参照文型 ◇ ----よりほかはない ◇ ----より仕方がない
4、---ぐらい/くらい
意味
接続 数量詞+ぐかい(或いは「くらい」)
例文 ① 教室には学生が三十八ぐらいいます。
②田中さんはお酒に強いですから、一回にビールを3本ぐらい飲めます。
③わたしは毎日、日本語を6時間ぐらい勉強する。
④毎日8時間ぐらいの睡眠を取らなければならない。
参照文型 ◇ ----ごろ/ころ