日语新闻:

中国社会科学院人事教育局の潘晨光・局長が指導・編集し、社会科学文献出版社から出版されたブルーブック「中国人材発展報告(2010)」が北京でこのほど発行された。同書によると現在、北京地区だけでも少なくとも10万人以上の「アリ族」と呼ばれる人達が存在、さらに上海、武漢、広州、西安、重慶、太原、鄭州、南京などの各大都市でもかなりの規模で「アリ族」の存在が確認されている。概算では、全国の「アリ族」は100万人以上に上ると推測されている。

同ブルーブックによると、ここ数年来、中国の都市部(特に大都市)では徐々に、大学を卒業したばかりの若者を主体とする新たな群衆---「大卒の低収入グループ(アリ族)」が出現している。「アリ族」には大卒、低収入、集団生活という典型的な3つの特徴がある。課題チームの調査結果では、「アリ族」の年齢は主に22-29歳の間に集中しており、卒業5年以内の大卒者を中心とする、「80後(1980年代生まれ)」の学歴の高いグループだという。彼ら・彼女たちは毎月平均377元の家賃で、1人あたり10平方メートル以下のスペースに集団生活している。都市郊外あるいは都市中心部には既に「集団生活村」が各地で生まれている。もっとも「集団生活村」の居住条件は質素で、自給自足、ひきこもりといった低水準の経済生活を強いられている。

ブルーブックは、「アリ族」問題解決のための最も根本的課題として、中都市、小都市と大都市との間の格差を縮小する必要性を指摘している。国家が中都市、小都市に対してより多くの政策的支持を行い、中都市、小都市の経済社会がよりスピーディーに改善・発展することを促進することによりはじめて、大卒者の効果的な分散化を真に実現できるとしている。

相关中文新闻:

《中国人才蓝皮书(2010)》在京发布。蓝皮书指出,目前,仅北京地区保守估计“蚁族”就有10万人以上,此外,上海、武汉、广州、西安、重庆、太原、郑州、南京等大城市也都大规模存在这一群体。据初步分析,全国“蚁族”人数将在百万人以上。

蓝皮书指出,近年来,在我国城市(特别是大城市)中,逐渐出现了一个以刚毕业大学生为主体的新群体——“高校毕业生低收入聚居群体”(别称“蚁族”)。该群体具有三个典型特征:大学毕业,低收入,聚居。课题组调查显示,该群体年龄主要集中在22~29岁之间,是以毕业5年内的大学生为主的“80后”高知群体。该群体主要聚居于人均月租金377元、人均居住面积不足10平方米的城乡接合部或城中村,已经形成了一个个聚居区域——“聚居村”。但“聚居村”住宿条件简陋,已经形成了自给自足、自我封闭的低层级衍生经济圈。

蓝皮书指出,解决“蚁族”问题,最根本的还是要着力缩小二、三线城市和一线城市的差距。国家应对二、三线城市给予更多的政策支持,促进二、三线城市经济社会更好更快发展,只有这样才能真正实现大学毕业生的有效分流。