8名小学生死亡,15名学生和教师受伤。

这是日本和平时期以来最惨烈的一起校园无差别杀人事件。

附属池田小学无差别杀人事件

附属池田小学事件是于2001年6月8日发生在日本大阪池田小学的无差别杀人事件,犯人宅间守因私闯校园,杀害8位一年级和二年级学生,以及刺伤13名学生和2位教师,被判死刑,并于2004年9月14日执行。

附属池田小学无差别杀人事件现场

此次事件中不幸丧生的8个小天使

该事件的当事人——杀人凶手宅间守,自幼就已经误入歧途。母亲不擅长家事和育儿,对宅间守的养育几乎是遗弃状态,而父亲的管教方式却只有一种——暴力。这样的家庭环境下成长的宅间守,学生时期其反社会型人格就已经初显端倪。在学校欺负弱小同时又被别的同学霸凌着,在自己喜欢的女同学的便当内加入自己的精液,用报纸裹住猫再点火杀害……等等令人发指的行为层出不穷。而这些扭曲的种种过往经历在当时并没有得到及时的教育和引导。

“校园杀人魔王”—宅间守

2001年6月8日,宅间守故意服用超过正常剂量十倍的精神科药物,进入池田小学开始无差别杀人。与职员搏斗后被捕,当他被审问的时候,说:“所有事变得不能容忍。我不断地尝试自杀,但我做不到。我希望被捕以及判以死刑。”

2003年8月28日,对自己所犯罪行毫无悔意的宅间守,拒绝对受害者家属致歉,希望法官尽快将其处决。一心求死的他最终于2004年9月14日如愿以偿,被处以绞刑,结束了罪恶的一生。

犯人の男は事件当日、開けっ放しにされていた学校の通用門から歩いて侵入しました。校舎に入った男は包丁を手に凶行に及びますが、教室にいた1人の教師は、男の侵入直後に教室を離れ、教室には男と児童だけがいる状態ができてしまいました。この教師への聞き取りによれば、教室を離れたのは通報のためでしたが、児童の避難誘導をすることはできませんでした。

事发当天,该男子从学校敞开的侧门徒步闯入学校。男子进入教学楼后手持刀具,一名教师在其闯入教室后当即离开,导致教室中只剩学生和犯人。该教师事后表示,自己当时为报警而离开教室,未能引导学生避难。

男は、「もし門が閉まっていたら犯行に及んでいなかっただろう」という主旨のことを裁判で話しています。学校に、もう少し備えがあったら…と悔やまれる点がいくつもあるのです。

在法庭上,犯人表达了“如果校门没开的话,可能就不会犯下罪行”的想法。如果学校能稍微做些防备的话…诸如此类,此次事件中有许多令人追悔莫及的遗憾。

事件後、附属池田小学校には防犯カメラや非常ブザーなどの設備が強化されました。また、学校では「安全科」という特別な授業を全学年で導入しています。通学路の安全、災害の対応など、様々なテーマで「安全」について児童に考えさせるプログラムです。

事件发生后,附属池田小学加装了监控摄像头和紧急报警按钮等设施。学校还为所有年级设置了“安全课”这一特殊课程,以儿童的“安全”为主题,涵盖上学路上的安全、自然灾害的应对等各个方面。

加装防范设备,设置“安全教育课”

每年5次应急事件演习

大阪府・箕面市内の学校の通学路で、オレンジの腕章をつけた地域の人たちの姿がありました。箕面市では地域の人が、登下校時の見守りだけでなく、「通学路にある危険箇所」の点検までも行う仕組みが40年前から続いています。

在大阪府箕面市的上学路上,能看到佩戴橙袖章的当地居民的身影。他们不仅负责照看上学路上的学生,对“上学路上的危险场所”的排查也从40年前一直延续至今。

地域住民が「箕面市青少年指導員」として、この取り組みを担っているのです。箕面市では、通学路の安全対策について、児童や保護者などに行ったアンケートをもとに「箕面市青少年指導員」による点検が行われ、 毎年500件以上の改善が行われています。去年の点検で「危険箇所」と判断された場所には、カーブミラーが設置されました。

这些担任“箕面市青少年指导员”的居民担负起这些重任。箕面市通过对儿童和家长发放问卷,以及“箕面市青少年指导员”的排查,每年对上学路上的安全措施进行的改善多达500多条。在去年排查出的“危险场所”附近安装了道路反光镜。

事件を受け、文部科学省は2002年12月、不審者侵入時の危機管理マニュアルを作成。門は登下校時以外は施錠し、有事の際の教員の役割分担を事前に決めておく-など、具体的な不審者対応方法も盛り込まれた。

受该事件影响,日本文部科学省在2002年12月出台了犯罪分子闯入时的应急预案。该预案提供了对犯罪分子的具体应对方法,包括学校的校门除上、下学时间段以外均保持上锁状态,紧急情况时教职工的职能安排应提前指定等等

2009年には改正学校保健安全法に基づき、各学校に危機管理マニュアルの作成を義務化。文科省の調査では、2018年時点で全国の学校約5万校の約96・3%がマニュアルを作成。80%超の学校は「さすまた」も配備している。文科省がマニュアルで推奨する防犯カメラやインターホンの設置は、いずれも約60%程度だったが、20年前に比べてソフト・ハード両面での対策は進んでいると言える。

2009年,基于学校保健法的修正,各个学校准备应急预案将成为基本义务。文部科学省的调查显示,2018年日本共5万所学校中约96.3%的学校已经形成预案。超80%的学校已经配备了“防暴叉”。文部科学省的预案中推荐安装监控摄像头和对讲机,都已有60%左右的学校落实。相比20年前,应急策略在软硬件方面都有所进步。

結果として、学校での犯罪は減ったのか。警察庁によると、学校内で発生した犯罪件数は、池田小事件が起きた2001年は約4万1600件だったが、2019年は約1万860件と、約4分の1に減った。

从结果来看,学校的犯罪数量有所下降。据日本警察厅,校园内发生的犯罪数从池田小学事件发生时2001年的约41600件下降到2019年的约10860件,减少到了原来的约四分之一。

ただ、刑法犯全体に占める割合はいずれの年も約1・5%で、ほぼ横ばいの状況だ。令和元年は、殺人や放火などの凶悪犯罪も学校内で35件起きている。池田小事件の教訓をどう生かし、安全な学校づくりを進めるべきか。事件から20年を経た今もなお、課題は残されている。

但是,刑事案件的占比每年都是约1.5%,基本没有改变。2019年,校园内发生了35起杀人放火等性质恶劣的犯罪。如何将附属池田小学的悲痛教训运用到当今社会,推进校园安全,这是20年后的现在仍然面对的问题。

而这样的校园无差别伤人事件并不只是发生在日本,近几年在国内也已经发生过数起校园砍杀事件。2018年的上海世界外国语小学、重庆鱼洞新世纪幼儿园、陕西榆林米脂县第三中学、湖北恩施朝阳坡村小学,2019年的北京宣武师范学校附属第一小学等等等等,悲剧的背后都是人性的极端扭曲。在严抓学校安保工作的同时,如何营造一个尽可能避免无差别杀人犯产生的环境,需要全体社会成员的共同努力。

附属池田小学的学生祭奠20年前事故中离世的学长学姐们

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