令和元年の京都アニメーション放火殺人事件で、殺人などの罪に問われた青葉真司被告(45)の弁護側は5日、京都地裁で開かれた裁判員裁判の初公判で「青葉被告にとってこの事件は、人生をもてあそぶ『闇の人物』への反撃だった」と説明した。青葉被告側は起訴内容を認めているが、事件当時は精神障害による心神喪失の状態だったなどとして無罪を主張している。

9月5日,在京都地方法院举行的陪审团初审中,被告人青叶真司(45岁)被指控在2019年京阿尼纵火杀人案中犯有谋杀罪等罪行。对此,他的辩护人表明:"对被告人青叶来说,这起案件是对玩弄他人生的某位'黑暗人物'的反击"。青叶方承认了对他的指控,但以案发时青叶患有精神疾病神志不清为由主张其无罪。


弁護側は冒頭陳述で、青葉被告が31歳のころから小説を書き始め、インターネット掲示板のコミュニティー上で「ライトノベル編集者」から一目置かれ、「アニメ監督」からもアドバイスを受けるようになったとした。

青叶方辩护人在开庭陈述中表示,青叶从 31 岁开始写小说,在网络论坛社区得到了 "轻小说编辑 "的认可,还从某 "动画导演 "那得到了不少指点。


しかしこの「アニメ監督」とのやり取りで「レイプ魔」などと揶揄(やゆ)されたことで、自身が過去に起こした女性への暴行事件のことを知られていると疑心暗鬼になり、激しく落ち込んだという。

然而,在与该 "动画导演 "交流的过程中,青叶被讥讽为 "强 奸犯 ",于是他开始怀疑该导演已经知道了他过去曾对女性实施过暴力行为的事实,此后,他便陷入了严重的抑郁之中。

自暴自棄になった青葉被告は34歳のとき、コンビニ強盗事件を起こして服役。弁護側はこのときの刑務所生活の中で「闇の人物」から、貸し出しの本やテレビCMなどを通じ、さまざまなメッセージを送られるようになった、と述べた。

自暴自弃的青叶在34岁时因抢劫便利店而锒铛入狱。辩方称,在狱中的这段时间里, 某位"黑暗人物 "通过借阅的书籍和电视广告等渠道,向青叶发出各种信息。


検察側が犯行動機として指摘する「京アニ大賞」に応募した自作小説の落選についても、弁護側は「闇の人物が仕組んだ」と青葉被告が捉えていたと説明。そのうち「闇の人物と京アニが一体となって、嫌がらせをしている」「闇の人物と京アニからは逃れられない」と思い込むようになり、両者を「消滅させたい」と犯行に及んだと訴えた。

检方指出,青叶的犯罪动机为其小说从“京阿尼大奖赛”中落选。对此,青叶的辩护人称,青叶认为其小说之所以会落选是由于“黑暗人物的暗箱操作”。他认为 “黑暗人物和京阿尼正联手打压我”“我无法从摆脱黑暗人物和京阿尼”。正是为了”消灭“他们,青叶犯下了罪行。