男性の場合、年収が結婚と大きく関わっているということを自分の経験から感じる人も多いと思うが、参考までにR25世代の男女に結婚と仕事について改めて調査を行った(調査対象:全国の既婚者47名 未婚者53名 男性50名 女性50名 ネット調査)。

そのなかで、男性既婚者15名に、自分の年収について妻から不満を言われた経験があるかどうかを聞いたところ、「ある」と答えた人は8人。そのほとんどは、既婚のなかでも子どもがいる家庭という結果となった。そんな妻の不満を解消するためには、やはり転職…という選択肢が現実的のように思うが、転職したからといって必ずしも年収が上がるわけではない。

リクルート・エージェントが過去に行った「家族や恋人への転職の伝え方・タイミングに関する調査」(調査対象:身内に相談してから転職した方 100名)では、「心配されたことは特にない」が42人で1位なものの、2位は「年収のダウン」21人、以降「雇用形態が変わること」(11人)、「今後のキャリアパス」(10人)、「勤務地が変わること」(10人)といった順で、やはり、転職によって年収がダウンすることを心配する家族や恋人は多いようだ。

このように、不満を解消しようにも、打ち手が見つからないのはなんとも苦しい状況だが、一方で女性の意識は変わりつつある。厚生労働省の「働く女性の実情」(平成22年度版) によると、既婚女性の労働力率は、平成12年から22年の10年間で、既婚者「25~29歳」では44.1%から53.3%へ、「30~34歳」では 44.0%から54.3%へ上昇。 結婚後も働き続ける女性は増えてきている。ちなみに、「労働力率」とは、働いて収入を得ている人と求職中の人を合わせた割合。当然のことながら、未婚の女性の場合は働いている人がほとんどなので、労働力率は、同じ10年ではあまり変化はない。

結婚を考えたとき、もし今の収入に不満を感じるなら、急いで転職するよりも、まずはどのように年収に対する不満を解消していくのか、現実を見つめ、一度妻や恋人ときちんと考えてみることから始めてみては?

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