日语寓言故事
寒い朝の事です。  息子が表へ出て、厚く張った氷を割って持って来ました。 「親父さま、今朝は寒いはずですよ。ほれ、こんなに厚く氷が張りました」  すると、親父は、 「どれどれ、なるほど、これは本当に厚く張ったものだ。・・・そうだ。寒のうちの氷は薬と言うから、一口食ってみよう」 「いや、厚いと固くて固くて、とても親父さまには歯が立ちますまい」  息子がそう言うと、親父が言いました。 「そうか、それなら焼いてくれ。こんがりと、こげ目がつくようにな」  氷を焼いても、こげ目はつきませんよ。