万叶恋歌 「-樁之章-」(石田彰)16 白色山茶花
生徒会の後輩たちが開いたクリスマスパーティーに俺は呼ばれていた。楽しい時間をあっと言う間に経ち、明日から冬休みと言うことで、みんな早目に解散を始めていた。彼女と一緒に帰る約束をしていた俺は、彼女が教室に忘れものを取りに行っている間、一人で待っていた。 「遅いなぁ~あいつ……なかなか戻ってこない。飲み物買ってるのか?でも、それにして遅すぎるだろう。ちょっと見てくるかぁ……」 「はあ~廊下は寒いなぁ~ん?あいつ……あんなところで何やってるんだ?」 体育館横の垣根を見つめている彼女を見つけた。 「おい!そんなところでなんにやってるんだ?どうした?なかなか帰ってこないから迎えに来たんだぞ。」 彼女はこれっと垣根を指差した。その方向を見ると、地面に一つだけ白い椿の花が落ちていた。 「あぁ~椿か……椿の花は綺麗に咲いたまま落ちる。この落ちてる花も寿命が分かったから、自分で落ちたんだろう。」
我被邀请去参加学生会的后辈们举办的圣诞舞会。愉快的时光晃眼见就过去了,明天开始就是寒假,大家便早早开始散场。约好和她一起回家的我,在她回去取忘在教室里的东西时,一个人等着。 “好慢啊~那个家伙……怎么还没回来。买喝的去了?但是,就算如此也还是太慢了吧。还是去看看吧。” “啊~走廊里好冷。嗯?那家伙……在那种地方做什么啊?" 我发现了正在注视着体育馆外横栅栏的她。 “喂!你在这种地方干什么?……怎么啦?很久都等不到你回来,于是来接你了。” 这个,她仿佛说明般指着栅栏。顺着方向望去,地上躺着一朵掉落的白山茶。 “啊~山茶啊!山茶花在绽放得正绚丽时落地了。这掉落的花朵是知道自己寿命不久,才(在最绚丽的时候)自己掉落的吧。”