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八木重吉に「雲」という四行詩がある。第一詩集「秋の瞳」に収められている。「くものある日/くもは かなしい/くものない日/そらは さびしい」

八木重吉有一首名为《云》的四行诗。被收录在第一本诗集《秋瞳》里。“有云的日子/云悲伤/没云的日子/天空寂寞”。

雲の不在を空がさびしがる気持ちは分かるような気がする。自分の存在を悲しがる雲の心境とはどういうものだろう。青空のなかの孤独なよそ者とでも感じていたか。澄みわたる秋の空を、これほどさびしく歌った人を知らない

我感到似乎能理解无云的天空那种寂寞的心情。但对自己的存在感到悲哀的云的心境是什么样的呢?是否感觉像蓝天里孤独的旁人呢?不知道还有这样一个人如此寂寞地歌咏秋天万里无云的天空。

東京に生まれ、中学校の英語教師をしながら詩を書いた重吉は、80年前の今日、29歳で病没した。歌われた詩といい、詩集の名前といい、亡くなった季節といい、どこをとっても「秋の詩人」である

出生于东京,一边在中学担任英语教师一边写诗的重吉,在80年前的今天,29岁时病逝。无论从歌咏的诗歌,还是诗集的名字,还是他去世的季节来看,他都是一位“秋天的诗人”。

「私は友が無くては耐へられぬのです。しかし、私にはありません」と詩集の序文に書いた。「この貧しい詩を、これを読んでくださる方の胸へ捧げます。そして、私を、あなたの友にしてください」と

他在诗集的序文里写道:“我无法忍受没有朋友。但是,我没有朋友”。“谨以这首贫瘠的诗歌,呈献到阅读者的心中。然后,请把我当作您的朋友”。

あす27日から読書週間が始まる。灯下にひらく本をもとめて書店を歩く方もおられよう。詩人を友に迎え、その人の生涯そのままにさびしく透き通った言葉と親しむ夜もいい

读书周从明天27日开始。肯定有人会为寻找一本可以在灯下摊开来读的书而逛书店吧。把诗人当作朋友来对待,夜里欣赏一下寂寞地透现了这个人一生的语言也不错。

「素朴な琴」にも秋が歌われている。「この明るさのなかへ/ひとつの素朴な琴をおけば/秋の美しさに耐えかね/琴はしずかに鳴りいだすだろう」。やがて各地から紅葉の便りが届く。琴がしずかになりいだす季節も近い。

《质朴的琴》里也歌咏了秋天。“如果把一个质朴的琴/放到这片明亮之中/难以抵御秋天的美丽/琴静静地弹唱起来”。不久,各地就会传来红叶的消息。琴静静弹唱的季节也近了。