放归自然 初获成功

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日本が「最後の5羽」で人工繁殖に賭けたのは1981年だった。同じ年、絶滅と思われていた中国で「最後の7羽」が見つかる。そこから日中で始まるトキ再生の物語。雨後の草むらに火をつけるような苦闘の先に、小さな炎が揺れ始めた。

日本利用“最后5羽”进行人工繁殖一搏是在1981年。同年,在被认为已经绝迹的中国发现了“最后7羽”。日中两国便自那时开始了朱鹮重生的历程。就在此形同在雨后草丛中点火般艰难困苦的面前,有一小火苗开始冉冉欲起。

新潟県佐渡市で放鳥されたトキから、初のヒナがかえった。環境省の無人カメラがとらえた子は、餌をねだって親のくちばしをまさぐる。日本の自然界で孵化が確認されたのは36年ぶりだ。

在新潟县佐渡市放归自然的朱鹮第一次孵出了雏鸟。据环境省无人摄像机捕捉到的图像显示雏鸟正娇嗔地从母亲的嘴里寻找着食饵。这是36年以来第一次确认了雏鸟在日本自然界的孵化。

親鳥が保温や餌やりに励み、テンやカラスが襲わなければ、5月下旬にも巣立ちが見込まれるという。人が関わらない「野生のリレー」を目ざすからには手助けはできない。なんだか胸が詰まる。

由于母鸟在保温以及喂食方面的悉心照料,如果不遭遇黄鼠狼以及乌鸦的袭扰,预估雏鸟将在5月下旬离巢。因为着眼于建立没有人插手的“野生关系”,所以不能为它们提供帮助。一想到这些,总觉得胸中涌出一丝伤感。

日本のトキは、乱獲や戦後の乱開発で03年に絶滅した。中国から届いた個体による人工繁殖は成功し、4年前に佐渡で始まった放鳥は5回、78羽を数える。半数以上が生き抜き、抱卵中のつがいも多いそうだ。

日本的朱鹮因为胡捕乱捉以及战后的无序开发于2003年宣告绝迹。在和由中国送来的个体进行人工繁殖中大获成功,并于4年之前在佐渡开始试行放归自然,共进行了五次总数达78羽。据说其中成活的占半数以上,并有多对正在抱卵之中。

あらゆる生物には、したたかに種(しゅ)をつなぐ知恵が備わる。ある種が短期間に死に絶えるのは、だから自然なことではない。この地球で「不自然な力」を振り回している種は、一つしかない。〈絶滅種数え尽くして青い空〉小池正博。

所有生物都具有顽强地繁衍其种族的智慧。某一种群在短时间内因死亡而绝迹,其实并非自然结果。在这个地球上肆无忌惮施展“非自然之力”的种群只有一个。<数近灭绝物种群,碧空朗朗仍有云>小池正博作。

日々100種ほどが地球から消えているという。多くは、トキのように美しくも、パンダのように愛敬者でもない。彼らへの供養には足りないが、せめてこの空に、ニッポニア・ニッポンの学名を持つその鳥をお返ししたい。それが環境を、つまり人を守ることにもなる。

据说每天有100种物种从地球上消失。当然,大部分并非像朱鹮一般美丽,也不像熊猫那样可爱。尽管不足以为它们祈福,但至少希望让这拥有Nipponia nippon之学名的鸟儿重返蓝天。这一举措既是保护环境,也是保护我们人类。

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