产量不足 价格暴涨

ずいぶん前、八代目桂文楽(かつらぶんらく)の落語「鰻の幇間(たいこ)」のビデオを持っていた。太鼓持ちの一八(いっぱち)が旦那を取り巻き、ご馳走になろうとするが、逆に一杯食わされるだ。2人分の酒と蒲焼き、旦那が持ち帰ったお土産まで勘定を払う羽目になる

很早以前,我就有一盘第八代桂文乐的落语“鳗鱼与小吹捧”的录像。故事说的是有一个叫一八的小吹捧傍上了一个熟人常客,正想着敲他一次竹杠吃上一顿,可没成想反倒被倒贴赔上了一顿,不仅要支付2人喝的酒和吃的烤鳗钱,甚至还得支付那个常客提了走的礼品钱。

文楽の十八番(おはこ)中の十八番。なけなしの金を泣く泣くはたく一八の姿が哀れを誘う。それがどれだけの損害なのか、相場がわからないが、一八が2013年にあらわれ、同じようにだまされたら、手銭(てせん)ではとても間に合わないかもしれない

这是文乐压箱底中的压箱底节目。一八哭丧着脸咬着牙掏出仅有那点儿钱的形象催人泪下。究竟他的损失有多少,因为不知道当时的行情,但是,如果一八出现在2013年,同样受骗挨了一顿宰的话,也许手头的那点儿碎银子就不够支付酒饭钱了。

昨夏、高値が大きな話題となったウナギが、今年はもっと高くなりそうだという。稚魚のシラスがまたしても不漁だと、水産庁が先月末に発表した。2010年から続く。稚魚不足は親ウナギの値に跳ね返る

据说,去年夏季高昂的价格成为一时热议话题的鳗鱼今年的价格将更为高昂。据水产厅上月末公布的数据称,幼鱼白条又是捕获量极少,自2010年以来持续不旺。而幼鱼不足将直接导致成年鳗鱼价格的暴涨。

影響は既に出ている。牛丼の吉野家は1日から鰻丼(うなどん)を期間限定で売り出した。並盛りが680円。去年100円値上げし、続いて今年も30円上げた。状況は「年々厳しくなっている」という。高騰するだけではない。ニホンウナギはもはや絶滅危惧種である。食文化の危機といっていい

其实,其影响已经显现。出售牛肉盖饭的老字号吉野家从1日起限时出售鳗鱼盖饭,普通款一份680日元,在去年上涨100日元的基础上,今年再涨30日元。据说,情况“一年比一年严重”。而且,不仅价格高涨,而且日本鳗鱼也早已成为了濒危物种,可以说连饮食文化都面临着危机。

天然のウナギの卵を世界で初めて洋上で採集した塚本勝巳(つかもとかつみ)・日大教授は、先に本紙に寄せた論考で訴えた。天然ウナギの全面禁漁もやむなし、と。卵を産む親ウナギを一匹でも増やす必要があるからだ。養殖物についても〈かつてのように「ハレの日」のごちそうとして、居住まいを正して賞味したい〉

世界上第一位在海洋采集到天然鳗鱼卵的日本大学教授冢本胜巳先生在日前向本报投稿的研究文章中主张,天然鳗鱼的全面禁捕将势在必行。因为哪怕是增加一条可以产卵的成年鳗鱼也是极为必要的。在谈到养殖鳗鱼时,他希望〈作为一种“喜庆日子”里人们习惯食用的美味,我们在品尝时也要慎重〉。

吉野家の都内某店で鰻丼を食べた。注文するのに少し気が引けた。

我在市内某家吉野家吃了一次鳗鱼盖饭,不过,在点它时,还是犯了半天嘀咕。

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