★「視聴者を裏切りたい」脚本家心理

★“想要背叛观众”的编剧家心理

しかし、脚本家にしてみれば、「そういうわけにはいかない」というのが本音だ。基本的に脚本家が書いているのは「人間ドラマ」であり、その軸となるのは人間の業や本質。『○○妻』の脚本家·遊川和彦のような「オリジナルにこだわる」脚本家は、なおさらそこにこだわっている。

然而,从编剧的角度来看,“不能因为观众会抨击就不写悲剧结局”才是他们的心声。基本上,编剧们所写的是“人类电视剧”,因此成为其作品中心的就是人类的善恶行为和本质。像《某某妻》的编剧·游川和彦那种“讲究原创”的编剧,就更加讲究这些内容了。

遊川に限らず作家性の強い脚本家は、「先の読めるドラマは書きたくない」「今の世の中、単純なハッピーエンドの方がウソくさい」と思っている。例えば、冬ドラマで『問題のあるレストラン』を手がけた坂元裕二もその一人。同作もバッドエンドとまではいかないものの、最終回は「ささいなクレームで店を閉める」という厳しい展開だった。また、『デート~恋とはどんなものかしら~』を手がけた古沢良太もハッピーエンドにしたものの、最後まで普通の恋愛を描かず、視聴者の裏をかこうとしていた。

不仅仅是游川,那些“创作欲”很强的脚本家,都会想着“不写能被看透的电视剧”、“就当今社会而言,单纯的喜剧结局显得很假”。举个例子,今冬日剧中,为《问题餐厅》执笔剧本的坂元裕二也是这种编剧的其中一个。尽管该剧并未到悲剧结局的地步,但最后一集的故事以“因为微不足道的投诉而关店”这样的严酷走向而展开的。此外,为《约会~恋爱究竟是什么~》撰写剧本的古泽良太也让本剧以喜剧结局而结尾,但本剧并非从头到尾描写着普通的恋爱,有出现与观众预想相反的内容。

これらの展開や結末は、いわば“ドラマに強い思い入れを持つ脚本家のアイデンティティ”。『○○妻』の遊川と『ウロボロス』の古家和尚が、「これはただのバッドエンドではないから、よく考えてみて」と言っている声が聞こえてきそうだ。

这些剧作的故事展开和结尾,可以说是“对电视剧拥有强烈想法的编剧同一性”。《某某妻》的编剧·游川和《无间双龙》的编剧·古家和尚为这两部作品设下的结局,仿佛在说着“这并不是单纯的悲剧结局,请试着好好思考一下”。

ただ、『相棒』は少し事情が異なる。最終回の脚本を担当した輿水泰弘は、2000年の2時間ドラマ時代から全シリーズを手がけるメインライター。杉下右京の相棒も3人目であり、「これまでにない形で」という思惑が働いたのは明白だ。意図としては「ファンを驚かせたい」「マンネリを避けたい」ということかもしれないが、視聴者が「これだけは嫌」と考える最悪の方法を選んでしまった悲劇のような気がする。

只不过,《相棒》的情况稍微有点不同。负责撰写《相棒Season13》最后一集剧本的舆水泰弘,是《相棒》从在2000年时以2小时SP形式播出的时代起就执笔本剧剧本的主要编剧。杉下右京的搭档已更新换代到第3代,编剧出现想要“做出至今未有的形式”这样的想法是显而易见的。就意图而言,或许是为了“想吓到粉丝”、“想避开守旧”,但让观众们觉得“做到这份上很讨厌”的话,那编剧就是选择了最糟糕的方法,让人觉得如悲剧一般。

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理由三:做好被批判的觉悟,选择有勇气的结局>>>