死亡した両親に対する自殺ほう助の罪で逮捕、起訴された歌舞伎俳優、市川猿之助(本名・喜熨斗孝彦=きのし・たかひこ)被告(47)が31日夜、勾留先の警視庁原宿署から保釈された。東京地裁がこの日、保釈を認める決定をし、保釈保証金500万円を即日納付した。〝最後〟の舞台となった明治座公演から76日ぶりに公の場に姿を見せた猿之助被告は6秒間頭を下げ、何も語らず迎えの車に乗り込んだ。

对已故双亲,以自杀辅助罪被起诉的歌舞伎演员市川猿之助被告(47岁),在7月31日晚于拘留地原宿署警局被释放。东京地裁在该日允许(被告)保释,(市川)立即缴纳了500万日元的保证金。这是市川猿之助继“最后的舞台”明治公演后,时隔76天出现在公众面前,6秒无言的鞠躬后,市川坐上了接送他的车。

午後8時半頃、猿之助被告は原宿署から黒いスーツに黒のネクタイ姿で現れると、詰めかけた約150人の報道陣に向かって硬い表情で6秒間頭を下げた。さらに、署内の警察関係者にも軽く一礼した。

晚上8点30分左右,一身黑西装黑领带的猿之助被告出现在原宿警局的门口,面对一众约150人的报道媒体,带着略显僵硬的表情弯腰鞠躬6秒。后还对警署内的警察关系者们行礼。

公の場に姿を見せるのは事件前夜が休演日だったため、〝最後〟の舞台となった5月16日の明治座公演以来、76日ぶり。やや痩せたが落ち着いた雰囲気。短かった髪は勾留期間の歳月を感じさせるほど伸びており、オールバック風にまとめられていた。言葉は一切発することなく、迎えの黒いワンボックスカーの後部座席に乗り込むと、白いマスクをつけて前を見据えたまま署を後にした。

这是他继5月16日“最后的舞台”明治公演(事件前一日5月17日休演),时隔76天再次出现在了公众舞台。看上去消瘦了一些,情绪比较稳定。原本的短头发长了不少,背头造型的模样感受到拘留期间的岁月。猿之助(在媒体记者面前)没有说话,坐上了来迎接他的黑色商务车后座,戴上口罩后视线向前,就这样离开了警局。

保釈決定に検察側が不服とし準抗告したが、地裁は退けた。元東京地検特捜部の若狭勝弁護士は「検察は猿之助被告が再び自殺を図る可能性もあるとして準抗告したと思います」と推察。準抗告があった場合、保釈決定の翌日になる場合が多いが、「裁判所は弁護人の陳述書から精神状態が安定していると判断したんでしょう」と説明する。

检察方一侧以不同意保释而申请了准抗告,但被东京地裁驳回。原东京地检特搜部的若狭胜律师推测:“检察方应该是觉得被告可能会再次自杀,所以进行了准抗告”。并说明,一般保释后第二天准抗告的情况较多,但“东京地裁认为,从辩护律师给到的陈述书来看,判断被告目前的精神状态稳定(才驳回准抗告)”。

今後の裁判については「9月中旬から10月中旬頃までに初公判があり、2回くらいで結審し、12月までには判決が出るでしょう」とし、「懲役3年執行猶予3年が妥当ではないでしょうか」との見方を示した。

就之后的官司,若狭胜律师表达了见解:“初公判在9月中旬-10月中旬,大概进行两次左右审判后结审,12月前就能出结果了吧”,“比较妥当的结果,应该是有期徒刑3年缓刑3年”

猿之助被告は5月18日に東京・目黒区の自宅で、父で歌舞伎俳優、市川段四郎(本名・喜熨斗弘之)さん(享年76)と母、喜熨斗延子さん(享年75)の自殺を手助けした罪で逮捕され、7月28日に起訴された。

被告猿之助在今年5月18日于东京目黑区的自宅中,以自杀辅助父亲歌舞伎演员市川四郎(终年76岁)、母亲喜熨斗延子(终年75岁)的罪名被逮捕,后于7月28日被起诉。

性加害やハラスメント疑惑を報じる週刊誌報道を事前に知って家族と話し、一家心中を決意したと供述した猿之助被告。法廷では何を語るのか。

据被告猿之助口供得知,一家三口自杀的原因,是提前知晓周刊杂志要爆料自己的性加害以及骚扰疑惑问题,和家人商量后决定的。在法庭上,他会说些什么?

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