◆深受民间喜爱的团扇

団扇はもともと、顔を隠して威厳を正す道具でした。庶民に普及してからは、団扇は暑さを和らげたり炭をおこすのには欠かせないものとして使われていました。現在ではこのような実用的な使用は少なくなりましたが、夏の風物詩としてお祭りなどで好んで使われています。

团扇原本是用于遮挡颜面以正威严的工具。自从在民间普及以后,团扇成就成为了消暑降温、煽风生火必不可缺的工具被人们使用。现在,人们已经很少使用团扇的这些实用型的功能了,它被当做夏日里的一道风景线在节日里受到了人们的喜爱。

団扇の用途は、扇いで風を送ることです。夏の暑さをしのぐことに使ったり、ガスコンロが普及する前までは炭の火おこしに使いました。扇風機やクーラー、ガス器具が普及した今となっては、日常生活でこのように使われることは少なくなりました。しかし現在でも、屋外ではバーベキューの火おこしなどに使われています。また、夏の風物詩としてはまだまだ現役で、お祭り、花火大会では、今でも多くの人が団扇を持ち歩いています。

团扇的用途是送风,夏日里用来扇风取凉,煤气灶还没普及之前用来生火。在电吹风和空调被广泛使用的今天,我们的日常生活中已经越来越少地使用到团扇的这些功能了。不过现在,团扇还会在室外烧烤的时候被用来生火。团扇现在扮演的主要角色依旧还是夏日里的风景,节日里、烟花大会上,到处可见手持团扇徐步行走的人。

◆小小团扇作用不少

とはいえ、竹と和紙でできた手作りの団扇は生産が減り、機械生産の安価なプラスチック製の骨のものが主流となっています。主に、店舗やキャンペーンの情報を印刷したものが広告として配布されたり、人物やキャラクターを印刷したものが販売されています。

然而,用竹子和和纸手工制作而成的团扇产量的在减少,由机器生产的廉价的塑料团扇成为了主流。扇面上主要印刷的是店家或者商业宣传的信息,团扇被当做是一种广告广为分发,或者是印上了人物形象被贩卖出去。

団扇の原型は古墳時代に中国から渡来した翳〔さしば〕というもので、団扇の柄を伸ばしたような形をしていました。10世紀ごろに、小型の翳を団扇と呼ぶようになます。扇ぐことにも使われましたが、主に、公家·役人·僧侶の間で、威厳を正すために顔を隠したり、虫を払う道具として使われました。竹と和紙でできた団扇は、室町時代末期に製造が始まり、送風の能力が大幅に上がりました。

团扇的原型是古坟时代从中国流传到日本的一种叫“翳”的东西,它的样子就像一把扇柄加长以后的团扇。10世纪前后,人们把小型的“翳”称作为团扇。除了用来扇风以外,团扇主要用于宫廷贵族、官宦和僧侣之间,或是用来遮住颜面以正威严,或是用来拂去小虫。竹子和和纸制的团扇是室町末期开始制造的,团扇的送风能力由此大幅度提高。

江戸時代に入ると、団扇は庶民へ広く普及します。扇いで暑さをしのいだり、炊事の火起しなどに使われると同時に、浮世絵を印刷したものが量産されることで、見て楽しむという使い方も加わりました。一方で、引き続き威厳を正す用途でも使われ、高名な絵師によって絵が描かれた芸術品も多く生まれています。

进入江户时代以后,团扇逐渐在民间普及开来,扇扇风敢走酷热,烧饭的时候用来扇风生火。同时,印有浮世绘的团扇也大批量生产,团扇又增添了赏心悦目的新功能。另一方面,团扇正威严的作用也一直被延续,诞生了不少出自于名画家之手的艺术品。

◆造型各异的团扇

店の名や、映画の俳優を印刷した広告としての団扇が製造されるのは明治に入ってからです。その後、昭和30年代頃から、扇風機クーラーの普及により、実用面での使用は大幅に減少しました。団扇には、和紙に透かしを入れたもの、竹の組み方、形が角ばったものや丸いものなど、各地で様々な趣向を凝らしたものが生産されています。

印有店铺的名字或电影演员的广告用团扇是从明治时代开始生产的。之后,大约从昭和30年代开始,由于电风扇、空调的普及,团扇的实用性大幅度降低。一把团扇的诞生,从和纸里加入的水印、竹子的编织方式,到形状是方是圆,无一不凝聚着各个地方形形色色的设计与新意。

例えば、京都には宮廷でも用いられた京団扇があります。京団扇の特徴は、通常は一つの材料からできている、扇面と柄の部分が別々で、扇面を柄に差し込んで作られています。柄の部分は、竹の他に杉なども使われます。扇面に豪華な絵が描かれているのはもちろん、柄の部分にも漆が塗られ、金、銀などで装飾された豪華なものも作られていました。

比方说,在京都有一种在宫廷里也会使用的京团扇。京团扇的特征是,通常是用一种材料做成的,扇面和手柄的为分开制作,最后将手柄插入扇面制作而成。手柄的部分除了用材之外,还会使用杉木。扇面上当然会绘有豪华的画作,扇柄的地方还会涂上油漆,也会用金银做装饰,富贵华美。

相关推荐:【夏日风情】小记团扇 日本团扇与折扇的区别