「毎日一文」眼鏡(一)
8月31日          眼鏡(めがね)  「一」  
今日、初めて眼鏡(めがね)をかけて登校しました。
  朝から、嬉しいような、恥ずかしいような、なんだか,変な気待ちでした。かばんを待って玄関(げんかん)行き、靴をはきかけましたが、また、部屋に上がり、鏡(かがみ)の前に座ってみました。眼鏡のふちは、あめ色がかった赤です。自分では、とてもよく似合うとと思っていました。けれども、まだ心配なので、もう一度、父の所へ確かめに行きました。
 「ほんとうに、よくにあう。」ときくと、父は、
 「ああ、よくにあうよ。それをみたら、みんなも、眼鏡をかけたくなると思うよ。」
  と言いました。ゆうべから何度もきいた言葉です。
 「うわあ、お父さん、また、うまいことを言って……。」と思いました。
  でも、わたしは、ほめられるとうれしくなって、さっさとくつをはきました。

 


  登校  とうこう  [名.自サ ] 上学,去学校
なんだか(何だか) [副]     (不知为什么)总有点,总觉得