もっと早くに結婚するべきだったと後悔していませんか。遅い結婚でよかったというならばその理由は何ですか?

有没有后悔该早点结婚?而晚婚又有什么好处呢?

筆者は35歳以上で結婚した「晩婚さん」たちに、少々失礼な質問を投げかけ続けてきた。同じく晩婚さんである筆者自身がその問いへの答えを見つけたかったからだと思う。

笔者向35岁之后结婚的“晚婚一族”们,提出了稍显失礼的问题。不过笔者作为晚婚族的一员,也想要找到这些问题的答案。

さまざまな晩婚さんケースを取り上げてきたが、彼らは「早婚さん」と比べるとどのような傾向や特徴があるのか。幸せを実感しているのだろうか。100人という区切りを迎えたいま、過去の取材を振り返り、晩婚さんの実態についてまとめてみたい。

虽然晚婚族们的情况各有不同,但他们与“早婚族”相比,到底有哪些倾向与特征呢?是否感到幸福?如今既然有了100个样本,回顾过去的采访,总结了晚婚族的实际情况。

■約8割の人が「遅い結婚のほうが自分にはよかった」

约8成人表示“自己更适合晚婚”

改めて原稿を読み直して集計してみたところ、100人中79人が「遅い結婚のほうが自分にはよかったと思う」と答えていることがわかった。8割に迫る数字だ。

重新阅读原稿并统计后发现,100人中有79人表示”自己更适合晚婚“,这个数字已接近8成。

この79人が「晩婚さんでよかった」と語った理由を確認した。大きく分けて3つあるようだ。1つだけ当てはまる人もいれば、3つすべてに該当する人もいる。

我们向这79人确认了觉得“晚婚好”的理由。从大的方面来说共分为3种,有人只提出了其中一种,也有人三种情况都符合。

1つ目は、若い時期に独身生活をやりきったこと。仕事や恋愛だけでなく、スポーツなどの趣味に夢中で取り組み、燃え尽きるほどの達成感を得た人は少なくない。

第1个理由,年轻时已经把单身生活过够了。不仅是工作和恋爱,包括运动等兴趣爱好全都尽情沉迷过并达成目标的不在少数。

たとえば、39歳のときに5歳年下の男性と結婚した女性。地方のテレビ局に入社して以来、ひたすら仕事に邁進してきた。そして、放送関係の大きな賞を獲得するなどの目標を37歳までに達成。だからこそ、心置きなく結婚へと向かうことができたと振り返る。

例如,39岁时与比自己小5岁的男性结婚的女性,自从进入地方电视台以来,始终埋头于工作不断进取。而且在37岁时,获得了电视传播方面相关的奖项,达成了自己的目标。因此,她觉得自己已经无憾了,就去结婚了。

この女性は子どもが大好きだと公言し、小学生向けの教育ボランティアも行っている。夫との間には子どもはいない。「子どもができたらすごく幸せだけど、できなくても2人で楽しく暮らしていく」ことで合意している。

这位女性公开表示自己非常喜欢小孩子,还参与了面向小学生的教育志愿者工作。目前自己还没有孩子,但已和丈夫达成一致“如果能有孩子,当然是很幸福,如果没有,两个人也要一起快乐地生活。”

「こんなに子ども好きなのにどうして早く結婚しないのかと周囲に不思議がられた時期もあります。でも、私の場合はアラサーの頃に結婚して母親になっていたら、きっとフラストレーションがたまってしまったはずです。あの頃は自分のことしか考えていなかったから……。30代後半になって仕事をやりきったと感じて、時間やエネルギーを自分だけではなく誰かのためにも使いたいと思うようになれました」

“那么喜欢孩子,为何不早点结婚?有段时间也受到了周围朋友的质疑。但是,如果我三十岁左右结婚生子的话,一定没办法满足自己的欲望。那个时候,我还只考虑自己……到了35岁之后,我才觉得工作已到达了一定的层次,时间与精力可以分配给除了自己以外的人身上。”

■年齢と経験を重ねてからの結婚だからこそ

在年龄与经验的积累之上,才存在的婚姻生活

2つ目の理由は、年齢と経験を重ねてからの結婚なので、ともに生活をしていくのに適切な相手を謙虚な気持ちで選べたという確信だ。若い頃は、明らかに相性がよくない異性に恋心を抱き、勢いで結婚してしまうこともある。その失敗を生かし、再婚で幸せな晩婚を果たした人は少なくなかった。

第2个理由,则是在年龄与经验的积累之上才有的婚姻,相信自己能以谦虚的心境选择合适的一起生活的对象。年轻时,会对明显不合适的异性抱有爱慕之心,然后头脑一热就结婚了。以失败为经验,再婚后获得幸福的晚婚人群不胜枚举。

20代後半のとき、総合商社の同期男性と婚約をしていた女性。婚約中に彼が転勤となり、遠距離恋愛の不便さでお互いにいら立ち、結婚式の準備でケンカになってしまった。長いブランクを経て、30代後半で出会ったのは「バツ2子2人」という8歳上の男性だった。

20代后半,某位女性与综合贸易公司的同事订下婚约。在婚约期间,未婚夫工作调动,远距离恋爱的不便导致双方感情破裂,在结婚仪式的准备事宜上争执不休。她经过了漫长的空窗期,在30代后半段遇到了“离婚两次有2个孩子”年长8岁的男性。

彼女はいま、「若い頃の理想の結婚」とは異なる、予想もしなかった家族の形を楽しんでいる。ずっと実家暮らしだった自分と比べて、結婚と育児の経験があり、家事もできる夫は頼もしい存在だ。同居はしていない義理の子どもたちとは「親戚のお姉さん」ぐらいの立ち位置で付き合っている。

现在,她享受着与“年轻时理想的婚姻”完全不同,从未预想过的家庭形态中。与一直在老家生活的自己相比,有结婚和育儿的经验,还能帮忙做家务的丈夫非常靠谱。自己以近似“亲戚家的姐姐”的身份和丈夫两个不一起住的孩子交往着。

社会人として仕事や生活をしていると、日々生きるだけで精いっぱいなときもある。一時期の燃え上がるような恋よりも、もっと実質的で穏やかな人間関係を大事に感じるようになる。お互いに居心地がよく、尊敬し合い、支え合うことができる人と結婚したほうがいい――。われわれ晩婚さんは、こんな当たり前のことが腑に落ちるまでに時間が必要だったのかもしれない。

作为社会人,每天仅仅是为了工作、生活就常常精疲力尽了。比起那些一时炽烈的恋爱,我现在更珍惜实在、稳定的人际关系。彼此相处能泰然自若、互敬互爱、相互支持的人结婚更好些。我们这些晚婚族,领会这些理所当然的事情可能需要一些时间。

“后悔晚婚”的理由>>