16歳にして地理、物理、化学、言語学、生物学、数学、地学、脳科学、天文学の9つの学問を究めるスーパー女子高校生が富山県にいます。富山市の雄峰高校1年・淵上理音(ふちがみ・りおん)さん。見せてくれたのは、飾りきれないほどの賞状とメダルです。

在日本富山县,有一位年仅16岁就通晓地理、物理、化学、语言学、生物学、数学、地球科学、脑科学、天文学9门学问的超级天才少女。她就是富山市雄峰高中高一学生渊上理音。记者采访她时,看到了数不清的奖状和奖牌。

渊上理音:

「これが言語学オリンピックの一次試験の銀賞。これは脳科学オリンピックの日本大会で3位だった。地学フェスティバルで銀メダルいただいてそのメダルと賞状です」

“这是我参加语言学奥林匹克竞赛初试时获得了银奖。这是我参加脑科学奥林匹克竞赛时获得了日本大赛第三名。这是我参加地球科学festival获得银牌时的奖牌和奖状”。

「あんまりメダルとか物とかこだわっていないから、だいたい押し入れにありますね…」

“我不太讲究奖牌这些东西,所以基本上都放进抽屉了”。

淵上さんは地理、物理、化学、言語学、生物学、数学、地学、脳科学、天文学の9つもの学問をすべて独学で究めている天才高校生なんです。

渊上是一个自学地理、物理、化学、语言学、生物学、数学、地球科学、脑科学、天文学9门学问的超级天才高中生。

自宅に本格的な望遠鏡を購入し、日々、天体観測に励んだ天文学の分野では、ことし、快挙を成し遂げました。

她家里置办了一个专业望远镜,每天致力于天体观测,而今年,她也完成了自己在天文学领域的一项壮举。

8月にポーランドで開かれた52か国の高校生らが知識を競う「国際天文学・天体物理学オリンピック」に出場し、250人の世界の精鋭の中で銅メダルを受賞したのです。

今年8月,渊上参加了波兰举办的,聚集52个国家高中生的知识竞赛“国际天文与天体物理奥林匹克竞赛(the International Olympiad on Astronomy and Astrophysics,简称IOAA)”,在250位全球精英中脱颖而出,获得铜牌。

渊上理音:

「今まで全部独学でやってきたから、独学でも銅メダル取れるんだという喜びで…本当によかったです」

“这些都是我自学的,没想到自学也能得铜牌,真的很开心。真的太棒了”。

異次元の天才ぶりは小さな頃から。初めて勉強に取り組んだのは保育園の時です。

渊上的开挂天才锋芒从小就有。她第一次正式学习是在上托儿所的时候。

渊上的父亲龙先生:

「幼児向けドリルを買ってきてじゃあやってみようかとやらせてみたら、すいすい解けてしまって、どんどん学年が進んでいくので、あっというまに小学6年生くらいまでの範囲が終わった」

“我当时给她买了小孩子用的训练书,想着让她试一试,结果她轻轻松松就搞懂了。然后随着年龄的增长,没过多久就学完了小学六年级的内容”。

小学4年生で英検1級、小学6年生で数学検定準1級に合格。3年前、中学1年生のときには、新型コロナの影響で休校になった2か月の間に中国語をマスターしていました。

渊上小学四年级通过了实用英语技能鉴定1级,小学六年级通过了实用数学技能鉴定准1级。3年前,刚上初一的她,趁着因疫情无法上学的两个月,学会了中文。

自分の部屋はなく、勉強はいつもリビングで。最初のころは父の龍さんがいつも隣に座り、わからないところを教えていたといいますが、この時にはすでに…

在家里,她不在自己的房间学习,而是在客厅学习的。一开始,渊上的父亲龙先生会一直在旁边陪读,渊上遇到不懂的问题会请教父亲,但当时就已经......

父亲龙先生:

「私は調べる係(笑)答えられない質問ばかりなので」

“我就是个帮查资料的(笑),问的都是一些我回答不了的问题”。

このころから、目標とする人物がいました。

从那时起,渊上心里就有一个追寻的“目标”。

渊上理音(当時中学1年):

「中国の大清帝国の歴史が好きで…」

“我很喜欢中国清朝的历史......”

中国・大清帝国の5代目皇帝、雍正帝です。

渊上的“目标”就是清朝第五位皇帝雍正帝。

淵上さんの座右の銘は…「為君難」

渊上的座右铭:“为君难”

渊上理音(初一时):

「『きみたるはかたし』と読んで、雍正帝が好んで使っていた言葉です。名君であることは難しいということを表したこれは、私にとってとても大切な言葉です。勉強などをしていてつらいなと思ったときにこの言葉を思い出すと、この苦労は名君になるための一歩だと考えています」

“为君难日语读作『きみたるはかたし』,是雍正帝很喜欢的一句话。意思是当一位名君是一件很难的事情,这句话对我也很重要。每当我在学习或者其它方面遇到困难时就会想起这句话,我就会鼓舞自己,这是成为名君的一步”。

あれから3年。淵上さんは自分のペースで勉強を進めたいと、高校へは行かないつもりでしたが、雄峰高校の通信制課程に進学を決めました。

在那之后过了三年。渊上一直按照自己的节奏在学习,她一开始并没有读高中的打算,但后来却决定入学雄峰高中,参加通信制课程。

渊上理音:

「外の世界と触れ合うことがなくなると生活が単調になってしまうなと思って、そんなときに雄峰高校のことを知って、富山県内にも通信制高校があるんだと初めて知って、すぐに入学を決意しました」

“我想,如果一直不和外面的世界接触的话,生活会很单调,那时候我了解到了雄峰高中,这才知道富山县也有通信制高中,所以马上决定入学”。

淵上さんは入学して5か月で文科省が主催する「高卒認定試験」を受け合格。高校卒業と同等の学力の認定を受けました。今は、週1回の授業のほかは自宅や学校の自習室で様々な学問を学んでいます。

渊上入学5个月后,就通过了文科省主办的“高等学校卒业程度认定考试”(相当于高中学业水平考试合格考),认定她的知识水平已经和高中毕业生齐平。现在,她一周上一次课,其它时间都在家里或者学校自习室研究各类学问。

渊上理音:

「今の生活は本当に楽しいですね。勉強を通じていろんな新しい知識とか考え方を学んだら、そのぶんだけ世界の見え方が変わるというか、今までただの物にしか見えなかったことが意味がついて見える」

“现在的生活真的很充实开心。通过学习,我获得了很多新的知识和思考方式,看世界的方式也相应的会有所变化。之前在我眼里再平常不过的事物也会有新的意义”。

どんな勉強をしているのでしょうか。少しだけ教えてもらうと…

那么,她现在在学什么呢?记者询问之后......

渊上理音:

「“連星”がすごく苦手で…2つの恒星が共通重心の周りを公転しているっていう。すごくロマンあっていいなと思うんですけど、問題として解くとなると結構難しいですね」

“现在在研究的‘联星’有点难......指的是两颗恒星各自在轨道上环绕着共同质量中心的恒星系统。我觉得这真的是非常浪漫的一件事,但如果作为课题来研究的话还挺难的”。

淵上さんのスケジュールはすでに「オリンピック」や検定試験でいっぱいです。

渊上的日程里已经排满了“奥林匹克竞赛”和鉴定考试。

今年年末年初的安排:

12月9日:地理奥林匹克竞赛
12月17日:地球科学奥林匹克竞赛
12月29日:语言学奥林匹克竞赛
1月7日:天文学奥林匹克竞赛
1月8日:数学奥林匹克竞赛

さらに、中国語やロシア語、英語の検定にも挑戦していて、机に向かう時間は毎日10時間にのぼります。

不仅如此,她还在挑战中文、俄语、英语鉴定考试,每天坐在桌前学习的时间有十个多小时。

それだけではありません。勉強の合間を縫って…

然而,她还是会在学习间隙做这种事情......

渊上理音:

「これが最新作。きのうの夜に描いて色を塗った」

“这是我的最新作品。昨天晚上画好填好色的”。

趣味のイラスト制作も楽しんでいます。

一边学习,一边不忘自己画插画的爱好。

记者:

「趣味の時間あるんですね」

“你还有时间忙爱好呢。”

渊上理音:

「一応あります。そんなに長くはとれないけど。中1・2年生の頃は1日30分ありましたが、最近は15分くらいですね」

“时间还是有的。虽然没那么多。初一初二的时候一天有30分钟,最近也就15分钟”。

高校生になった淵上さんに、改めて座右の銘をたずねると…

当记者问到已经读高中的渊上有没有新的座右铭时......

渊上理音:

「小6の時に書いたやつですね。最近はあまり大清帝国の研究はしていないんですけど、でもこれだけは家の目のつく場所に立てかけてあっていつでも見られるようになっています。雍正帝に比べたら私なんて全然、努力も及ばないし実力も何もかも圧倒的に雍正帝のほうが上なので、一生尊敬し続けられる人かなと思います」

“这是我小学六年级写的。虽然最近没怎么研究清朝历史,但这句话还是放在家里最显眼的位置,我什么时候都能看到。比起雍正帝,我还不够努力,实力也是雍正帝压倒性的更胜一筹,我想他会是我一辈子都非常尊敬的人”。

名君への憧れを胸に、努力を続けていきます。

把对名君的憧憬放在心里,渊上一直在努力。

渊上理音:

「私の究極の目標といったらジェネラリストになることだと思っていて、あらゆる科目を究めたいなと思っています」

“我的终极目标就是成为一个通才,研究各种学问”。

将来はどんな仕事に就いても「勉強してきた幅広い知識を活かしたい」ということです。

关于渊上未来想要从事的工作,她则表示“希望能活用自己习得的各类知识”。

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